松本直人氏、Relicの社外取締役に就任
概要
2025年12月、株式会社ABAKAMの代表取締役である松本直人氏が、事業共創カンパニーの株式会社Relicに社外取締役として加わることが発表されました。Relicは、新規事業開発やイノベーション創出を支援する企業であり、松本氏の専門知識は同社の経営にどれほどの影響を及ぼすのでしょうか。
Relicの事業内容
Relicは、事業共創を基盤に、新規事業開発に特化したSaaS型プラットフォームを提供する「インキュベーションテック事業」、新規事業やイノベーションの創出を支援する「事業プロデュース事業」、そしてスタートアップへの投資や大企業との共同事業を通じてイノベーションを共創する「オープンイノベーション事業」の3つの柱から成り立っています。
同社はこれまでに、約40社の国内外スタートアップに対し、自社資本を利用しての投資を行ってきました。要するに、Relicは多様なリソースを利用し、事業創出を実現する場を提供しています。
松本直人氏の経歴
松本氏は2002年に神戸大学を卒業後、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(FVC)でキャリアをスタートさせました。彼の手によって、神戸リレーショナルベンチャーファンドなど、多くのファンドが設立されています。こうした経験から、VCビジネスモデルの持続可能性の追求に力を入れてきました。2022年には自身の会社、ABAKAMを設立し、多数のスタートアップへの投資を行ってきました。
松本氏は、常に『VCのビジネスモデルをいかに持続可能にするか』という点を念頭に置いており、Relicにおいてもそれを実現しようとしています。
社外取締役就任の背景
松本氏の社外取締役就任は、金融の専門的知見を経営に組み込むことで、事業共創と投資の2つの柱を強化しようとする試みです。Relicは、これまで5,000社以上の企業と連携し、イノベーション創出に努めてきました。松本氏は、こうした活動の実績を活かし、さらにその体系を整え、実効性のある事業の創出を推進していくことが期待されています。
期待される効果
松本氏の加入により、Relicは今後、投資活動を一段と強化し、事業創出の各フェーズにおける金融資本の供給を拡大していくと見込まれています。これにより、日本企業のイノベーション創出が後押しされ、地域経済への貢献も期待されます。松本氏自身も、ディープテック領域の新産業を生み出すプラットフォームを構築することに強い意欲を持っています。
まとめ
松本直人氏の社外取締役就任は、株式会社Relicにとって、大きな転機となる可能性があります。彼の希少な経験と専門知識が、どのように事業共創と投資の具現化を助けるのか、今後の展開に目が離せません。