東京マラソン財団と日本フェムテック協会が共催する特別イベント
2025年10月17日と18日の2日間、東京マラソン財団と一般社団法人日本フェムテック協会が共催する、ランニングとフェムケアをテーマにしたイベントが国立競技場で行われます。このイベントは、主に女性ランナーの比率を向上させることを目的としたプロジェクトの一部であり、心身の健康を促進する重要な取り組みです。
フェムランの推進
日本の女性ランナーの比率は、東京マラソンにおいてわずか24%と、他の国際大会と比べて非常に低い状況です。ボストンマラソンでの42%、シカゴマラソンでの46%、ニューヨークマラソンでの44%と比較すると明らかな改善の余地があります。その背景には、女性特有の健康課題に対する理解が不足していることや、育児、介護、仕事といった見えない制約が存在します。たとえば、月経周期や更年期に関連する健康問題に対する理解が不十分なため、ランニングを始めるのが難しいと感じる女性も多いです。
イベントの詳細
本イベントは、女性自身が体の健康を理解し、適切にセルフケアを行いながら、ランニングを通じて心身のウェルネスを高めることを目指しています。参加者は骨密度測定を通じて自身の骨の健康を知ることができ、トークセッションやセミナーでは、フリーアナウンサーの平井理央さんや健康運動指導士の前田昌希さん、女性健康科学者の本田由佳先生などの専門家から、健康的なランニングライフを維持するためのヒントを学ぶことができます。
参加者向けプログラム
- - 第一部(10月17日): 「ランニングが育むウェルビーイングな生き方」
- ゲスト: 平井理央(フリーアナウンサー)、前田昌希(健康運動指導士)
- - 第二部(10月17日): 「走れる体のつくり方」
- ゲスト: 本田由佳(女性健康科学者)、増田美加(女性医療ジャーナリスト)
- - 第一部(10月18日): セミナー内容は前日と同様。
参加申し込みと費用
参加費用は各回500円で、2日間通しチケットは800円です。オンラインでの予約が必要で、参加者は男女を問わず大歓迎です。また、女性の健康課題に関心のある男性の参加も奨励されています。
イベントの意義
このプロジェクトは、スポーツとフェムテックが融合することで、日本における女性ランナーの比率を世界水準に引き上げる一歩です。イベントを通じて、女性が自分の体についての理解を深め、安心してランニングを楽しむことができる環境を整えることを目指しています。さらに、参加者の健康寿命の延伸や、働く女性のメンタルヘルスの向上が期待されており、社会全体の活発な活動にも繋がる見込みです。
今般の取り組みを通じて、多くの女性が自らの健康について考えるきっかけになることを願っています。詳細な申し込みやプログラム内容は、公式ウェブサイトでご確認ください。