伊藤熹朔記念賞決定
2024-05-01 12:00:02

舞台美術の未来を担う才能の祭典、第2回伊藤熹朔記念賞の受賞者が決定

舞台美術の未来を担う才能の祭典、第2回伊藤熹朔記念賞



2024年4月4日から14日まで、東京芸術劇場アトリエウエストで開催された第2回伊藤熹朔記念賞選考展が無事終了し、受賞者が発表されました。この賞は、舞台芸術において顕著な功績を残したアーティストに贈られる特別な栄誉です。選考には協会内外から約7名の選考委員が参加し、厳正な審査を行いました。

選考・贈賞式の概要


選考は2024年4月7日に行われ、公開の展覧会としても多くの来場者を迎えました。また、贈賞式は2024年5月29日、六本木の俳優座劇場で実施予定です。

伊藤熹朔記念賞とは


伊藤熹朔記念賞は、初代会長・伊藤熹朔の名を冠したもので、舞台美術を中心に、毎年最も優れた作品を表彰します。舞台美術家たちにとっての登竜門として、1967年に設立されました。これまで46回の授賞を経て、日本国内唯一の舞台美術専門賞として確固たる地位を築いています。2021年には法人化され、その名称も改められました。

受賞者の紹介


- 本賞: 西原梨恵氏の『夜叉ヶ池』における衣裳デザインが選出されました。色彩とデザインが登場人物の性格を見事に表現し、舞台の世界観を引き立てています。
- 新人賞: 小倉奈穂氏の『ダディ』と『管理人/The Caretaker』が評価されています。豊かな表現力と独自の視点からの設計が光ります。
- 奨励賞: 竹内良亮氏の『雨と花束』は、観客が宿泊できるという新たな演劇形式を試み、視覚だけでなく他の感覚も刺激する舞台美術として評価されました。
- 特別賞: 株式会社俳優座劇場と宮本博司氏が受賞。俳優座劇場は舞台芸術に多大な貢献をし、宮本氏は若手大道具製作部門の指導も行っています。

日本舞台美術家協会について


一般社団法人日本舞台美術家協会(JATDT)は、舞台芸術における美術の進化を支える組織として、国内の舞台美術家が集まり、教育や創作支援を行っています。2019年の法人化を経て、さらなる発展を目指しています。これからも新しい才能の登場と共に、日本の舞台美術の未来を担っていくことが期望されています。

展示会と贈賞式に参加することで、舞台芸術の奥深さを再認識することができるこのイベント。今後の舞台美術の発展に期待が高まります。

会社情報

会社名
一般社団法人日本舞台美術家協会
住所
東京都渋谷区西原1-28-4興和ビル203
電話番号

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