Onwardが「OcNOS®」を採用しネットワークを進化
米国カリフォルニア州に拠点を置くOnwardが、同じくカリフォルニアに本社を持つIP Infusionのネットワークソフトウェア「OcNOS®」を採用したことが発表されました。本記事では、この導入によるOnwardのネットワーク拡張戦略について詳しく解説します。
Onwardはフルファイバーネットワークサービスを法人および個人向けに提供しており、事業は急速に成長を続けています。しかし、従来のネットワーク機器に依存した結果、サービス品質の安定性が脅かされている現状がありました。この問題を解決するため、Onwardは「OcNOS®」を導入して、性能と容量のアップグレードを図ることを決定しました。
OcNOS®の特長と利点
「OcNOS®」は、特にキャリアグレードのネットワークをサポートできる能力に優れています。特に、Onwardの既存ネットワークとの親和性が高く、スムーズなアップグレードが可能です。この相互運用性により、Onwardは新機能を持つ先進的なプラットフォームを利用することができます。
さらに、UfiSpaceのオープン・アグリゲーション・ルーター「S9600-32X」や、ファンレス設計の「S9502-12SM」も同時に導入され、特に厳しい環境でも安定的な運用が実現されています。これにより、Onwardは顧客のニーズに対して、高効率で信頼性の高いサービスを提供できる基盤が整います。
経営者の声
Onwardの最高経営責任者(CEO)であるNick Keeler氏は、「当社は拡張性と対故障耐性を求めていました。『OcNOS』により、かつてのネットワークプラットフォームをスムーズに更新できた」と述べています。さらに、複数のベンダーの機器と連携できる点も評価され、Onwardの成長を支える重要な要素となっています。
一方、IP InfusionのCEOである緒方 淳氏は「オープンネットワークソフトウェアの必要性が高まる中、Onwardのような成長企業にソリューションを提供できることを嬉しく思っています」と語っています。このように、業界の変化に迅速に対応できる柔軟性が求められる中、OcNOSがその中心的役割を果たすと期待されています。
IP Infusionと企業の背景
IP Infusionは、キャリアやサービスプロバイダー、データセンターのためにオープンネットワークソリューションを提供する世界的な企業で、多くの顧客に支持されています。特に「OcNOS®」は、デバイスの機能分離を可能にし、イノベーションを加速するためのプラットフォームとしての役割を果たしています。さらに、ネットワークオペレーティングシステムにおいて市場をリードしており、その実績は多岐にわたります。
Onwardの取り組みは、IP Infusionの支援によってより強化されており、将来的な展望に対する期待が高まっています。これからもOnwardがどのようにネットワークを進化させていくのか、注目が集まります。