福岡大のロボット手術
2025-12-26 14:17:53

福岡大学病院、最新ロボット手術を導入し患者負担を軽減

福岡大学病院、ロボット手術の新時代を開く



福岡大学病院が、12月22日に患者負担を軽減するための新しいロボット手術「ダビンチSP」の導入を発表しました。この新たな手術方法は、九州本土では初めての試みであり、多くの期待が寄せられています。発表は、副病院長の長谷川傑教授と最先端ロボット手術センター長の佐藤寿彦教授が行いました。

福岡大学病院は、2015年に初めて手術支援ロボット「ダビンチ」を導入し、それ以来、消化器外科、泌尿器外科、呼吸器外科、婦人科などの幅広い分野でロボット支援下手術を行っています。2020年に設立された「最先端ロボット手術センター」では、病院全体で効率的な手術運用が進められ、同時に人材育成にも注力しています。タフな医療現場を支えるために、毎年約700件ものロボット支援下手術が行われており、九州では最も多い実績を誇ります。

単孔ロボット手術の概要



今回導入された「ダビンチSP」による単孔(ワンポート)ロボット手術は、従来必要だった4ヶ所の切開を1ヶ所に減らすことができる、低侵襲性手術の次なるステップを示しています。この新しい手術方法では、体内で自由に動く多関節アームにより、狭い空間からでも繊細で精密な操作が可能になります。これにより、傷口が小さくなるだけでなく、術後の回復も早まるため、患者の生活の質(QOL)向上に貢献することが期待されています。

さらに、この「ダビンチSP」は全国で19の医療機関で稼働しており、九州本土では福岡大学病院が初めての導入となります。この技術革新により、手術の安全性と精度が一層向上することが期待されています。

精度と患者重視の医療



長谷川教授は、「患者一人一人への負担を最小限に抑え、安全で高精度な手術を提供することが私たちの使命です」と語ります。今後も福岡大学病院は、患者さんのニーズに応じた最適な医療の提供に努めていく考えを示しました。

ロボット手術は、医療の未来を形作る重要な技術として、国内外での普及が進んでいます。福岡大学病院の取り組みは、その最前線での進展を示すものであり、今後どのように患者さんの医療体験が変わっていくのか注目されます。患者にとって魅力的な選択肢が増える中で、福岡大学病院の役割はますます重要になりそうです。


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会社情報

会社名
福岡大学
住所
福岡県福岡市城南区七隈八丁目19番1号
電話番号
092-871-6631

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