障がいのある中学生・高校生向け オンラインしごと体験会:働くことを身近に感じ、可能性を広げる取り組み
リクルートスタッフィングは、障がいのある中学生・高校生向けにオンラインしごと体験会を全国の特別支援学校で実施しています。この取り組みは、リクルートホールディングスのグローバルブランドRGF Staffingが世界各国で展開するソーシャルプログラム「RGF Connect」の一環として行われています。
「RGF Connect」は、『Bridging opportunities for all(すべての人々に機会を)』をテーマに掲げ、雇用機会の創出やトレーニングを通じて、包括的な社会実現を目指しています。リクルートスタッフィングの特例子会社であるリクルートスタッフィングクラフツは、障がいのある従業員が多数在籍しており、在宅ワークなど働き方の選択肢を広げることで、障がいの有無に関わらず誰もが活躍できる社会の実現を目指しています。
オンラインしごと体験会:働くイメージを具体的に、将来への選択肢を広げる
日本の特別支援学校を卒業後の就職率は約3割と言われています。就職を諦める理由の一つとして、障がいにより勤務先に通えないことが挙げられます。しかし、リクルートスタッフィングクラフツでは、在宅ワークなど働き方の柔軟性を活かし、障がいの有無に関わらず働くことを実現しています。
この現状を踏まえ、障がいのある中学生・高校生に、将来の働くイメージを具体的に持ってもらうため、オンラインしごと体験会がスタートしました。
さまざまなオンラインプログラムで、働くことを体験
オンラインしごと体験会では、企業で働くことや、在宅で働くことをイメージできるような、様々なオンラインプログラムを無償で提供しています。リクルートスタッフィングクラフツで働く障がいのある従業員が講師となり、自身の経験を交えながら、参加する生徒たちにとってのロールモデルとなることを目指しています。
プログラム内容は、学校側のニーズに合わせて選択できます。オンラインで行う仕事体験やビジネスマナー研修、将来について障がいのある先輩社員から話を聞くプログラムなど、多様なニーズに対応しています。
参加学生からの声:働くイメージが具体化、将来への意欲が高まる
オンラインしごと体験会は、全国の特別支援学校で実施されており、これまでに36校、100名以上の学生が参加しました。
体験会後には、アンケートを実施し、参加学生の意識の変化を調査しました。その結果、「企業で働く想像ができますか?」という質問に対して、実施前は57%だった「できる」という回答が、実施後には100%に増加しました。
参加学生からは、以下のような声が寄せられています。
「外に出ないと働けないのではなく、在宅で働く手段があると知り、働くイメージができてよかったし、何より楽しかった。また、障がいがありながら働いている先輩社員の方のお話も聞けて、企業で働くことについて身近に感じることができた」
「実際に企業で働くとしたら、どんなことをするのかのイメージがつき、参考になった。これまでExcelやPowerPointをあまり使ったことがなかったが、少し先のありたい姿をイメージして、今のうちから学んでいきたい」
社会課題の解決に向けた取り組み:誰もが自分らしく働ける社会の実現へ
リクルートスタッフィングは、今後も特別支援学校と連携し、オンラインしごと体験会を継続的に実施していく予定です。より多くの学生に「企業で就業できる」というイメージを持ってもらい、誰もが自分らしく働くことのできる社会の実現を目指しています。
株式会社リクルートスタッフィングについて
リクルートスタッフィングは、リクルートグループの国内人材派遣領域の中核会社です。人材派遣、紹介予定派遣、ビジネスプロセスアウトソーシング等のサービスを提供しており、『「らしさ」の数だけ、働き方がある社会』というビジョンを掲げています。
株式会社リクルートスタッフィングクラフツについて
リクルートスタッフィングクラフツは、リクルートスタッフィングの特例子会社です。手漉き紙による販促物の製作、オリジナルコーヒーの製造、軽作業、事務業務受託事業(在宅型)を提供しています。就業意欲のある障がい者の自主性を尊重し、能力発揮の場を創出することで、社会参加と経済的な自立を支援することを目指しています。