ディライテッド株式会社、無人受付システム「RECEPTIONIST」の成長を加速
資金調達の目的
ディライテッド株式会社は、iPadを用いた無人受付システム「RECEPTIONIST」において、大和企業投資株式会社やツネイシキャピタルパートナーズ株式会社を引き受け先とする第三者割当増資を行った。この調達は、同社の急速な成長と利用企業の拡大に向けた戦略的な一手と位置付けられている。
「RECEPTIONIST」の正式リリース以来、利用企業数は著しく増加し、総受付回数は既に2万回を突破した。今後の利用企業のさらなる拡大が見込まれている中、ディライテッドはエンジニアや営業職の新規採用を行い、製品基盤の強化や新機能の開発を迅速化する計画だ。これにより、既存の顧客サポートを強化し、営業活動を一層推進することを目指す。
「RECEPTIONIST」とは
「RECEPTIONIST」は、”受付から内線を無くすと、来客応対はもっと快適に。”というコンセプトで開発された無人受付システムです。内線電話を不要とし、既存のチャットツール(例:チャットワークやSlack)と連携することで、スムーズな来客応対を実現します。さらに、来客情報をクラウドに保存し、社内外の人脈を効果的に活用できるようになります。
このシステムは、特に日常的にチャットツールを使用している企業に最適です。内線電話が不要なため、新しい事務所を設置する際の初期費用を大幅に削減できる他、設定もシンプルで、導入はわずか一時間程度で完了します。2017年3月には、大手企業向けのエンタープライズプランも提供を開始し、ますます幅広いニーズに応えています。
主要な特徴
- - 担当者を名前で検索: 来客者は担当者の名前を検索し、簡単に呼び出しが可能。
- - チャットツールでのお知らせ: 来客のお知らせは、内線電話を支障なく、チャットツールを介して直接担当者に通知。
- - 事前登録機能: アポイントメントを事前登録すると、受付コードが発行され、よりスムーズな来客対応が実現。
- - データ管理機能: 来客者リストをデジタルで管理し、社内での情報共有を促進。公開範囲も柔軟に設定可能。
- - カスタマイズ機能: 人事直通ボタンや配達業者専用ボタンなどカスタマイズ可能なボタン機能を提供。
- - 初期工事不要: 初期投資がなく、即日利用を開始できる。
- - 無料利用期間: 登録後31日間は無料で利用でき、社員数が10名以下の場合はその後も無料で利用できる。
- - Googleカレンダーの連携: 会議室の予約など、予定の登録も簡単に行える。
これらの機能により、ディライテッドは企業向け受付サービスに革新をもたらし、他社との連携も強化しつつ、ビジネスのさらなる拡張を図っています。
代表取締役プロフィール
ディライテッドの代表取締役CEO、橋本真里子氏は、2004年にトランスコスモス株式会社で受付としてのキャリアをスタートしました。以降、株式会社USEN、株式会社ミクシィ、GMOインターネットなどで受付のリーダーとして多岐にわたる業務を担当。IT業界での経験を活かし、2016年にディライテッドを設立しました。
企業概要
- - 所在地: 東京都渋谷区鶯谷町17-10
- - 設立: 2016年1月21日
- - 事業内容: オフィス受付サービスの開発・販売、受付業務コンサルティング
- - 公式サイト: d-lighted.jp
ディライテッドは、無人受付という新しいスタイルの確立を通じて、企業の効率化と利用者の利便性を追求し続けるでしょう。