次の灯株式会社は、商用車から取り外される廃棄部品の「DPFフィルター」と「SCR触媒」を用いて、希少金属を回収し、環境問題に取り組む新しいビジネスモデルを展開しています。この度、2026年4月に名古屋で新たな拠点が正式に稼働し、岡山での製造拠点との連携を強化しています。
この名古屋拠点の設立は、全国5,000社を超える取引先へのリードタイムを短縮し、商用車部品のリサイクルを効率的に行うことを目指しています。これまで日本では商用車が廃棄される際、DPFやSCR触媒が多くが無駄に処理されてきました。その理由は、再生技術やコスト面での問題が大きかったのです。しかし、次の灯はこの状況を変え、再生可能なリソースを有効活用することをビジョンとしています。
同社が推進する「リサイクルバイヤーモデル」は、直接使用済み部品を買い取り、洗浄、再生処理を経てリビルト品として流通させる仕組みです。これにより、廃棄予定の部品を経済的価値として再生し、持続可能な事業運営に貢献しています。また、これにより製造コストを30〜40%削減することができ、国内で希少金属を回収するシステムを構築しています。
旧来の廃棄モデルとの違いは明らかで、次の灯の取り組みでは廃棄から再生へとシフトし、環境負荷の低減を実現しています。次の灯の岡山工場では、高い品質管理を保ちながら生産を行い、名古屋は物流や営業の拠点として機能します。こうしたネットワーク構築が、供給の安定性と市場へのアクセスを向上させる要因となっています。
さらに、次の灯は国内の物流だけでなく、国際市場にも目を向けています。同社の中期計画では、海外市場への成長が重要な要素として位置付けられており、名古屋拠点はASEAN諸国向けの輸出を視野に入れています。このアプローチは、地域循環共生圏の国際版とも言える取り組みであり、日本から国際市場へと資源が循環する道筋を確保します。
次の灯の社長である黒川聖馬氏は、名古屋が単なる支店ではなく、新たな出発点であることを強調しています。名古屋は日本の物流の中心地であり、地理的な利点を生かして全国のニーズに迅速に応えることができます。この拠点の稼働により、次の灯は日本国内の環境問題を解決するだけでなく、国際的な視野での循環経済を実現しようとしています。
この革新は、カーボンニュートラルの実現や地方創生、エネルギー安全保障の観点からも重要です。次の灯は産業廃棄物のリサイクルを通じて、持続可能な未来を構築するための挑戦を続けています。私たちはこのビジョンを支持し、次の灯が示す未来を見守り続けたくなります。
【会社情報】
- - 会社名:次の灯 株式会社
- - 設立:2018年7月2日
- - 所在地:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル1号館3F
- - 事業内容:自動車部品リサイクル・環境関連技術開発
- - 公式サイト:https://tsuginohi.com/