ACROVEがVLeライナックと提携しCRM領域を強化
株式会社ACROVE(東京都千代田区)が、VLeライナック(東京都豊島区)との提携を発表しました。この提携により、ACROVEは、OMO(Online Merges with Offline)戦略の強化とともに、EC事業者や零細企業に対する顧客関係管理(CRM)を促進する新システムを構築します。
この新たな統合体制では、ACROVEのEC領域における売上最大化のノウハウと、VLeライナックが提供するCRMツール「AddPlus」を融合させることで、オンラインとオフラインの両方のチャネルで事業者様のマーケティング活動を支援し、顧客との関係強化を図ります。
提携の背景と目的
近年、消費者の購買行動はオンラインとオフラインを横断し、より複雑化しています。この中で小売企業には、顧客との接点を設計するOMO戦略の実行が求められています。特に、顧客の生涯価値(LTV)を最大化するための継続的な関係構築は楽ではないですが、非常に重要です。
ACROVEは、これまで200社以上のEC事業者に対し、立ち上げからマーケティング、データ分析までのトータルサポートを行ってきました。一方で、VLeライナックは、店舗運営に特化したCRMツール「AddPlus」を通じて、リアル店舗でのLTVを最大化する支援を行っています。今後、この両者の協力により、消費者の動向を多面的に捉え、事業者様のニーズに応える新サービスの展開が可能になると言われています。
具体的なサービス展開
「AddPlus」は、顧客の購買履歴やポイント、クーポン情報を一元管理し、マーケティングに利用できるデータを提供します。また、顧客からのフィードバックをもとに機能をカスタマイズすることが可能で、それによって様々な業態のニーズに応える柔軟性があります。
さらには、「i-Catch」と呼ばれるSNSやメディア分析ツールもACROVEのサービスに加わります。このツールは、消費者の反応を可視化し、マーケティング施策の立案や効果測定に役立てることができます。
ACROVEの代表取締役社長、荒井俊亮氏は、「この提携を通じて、EC事業者だけでなく、リアル店舗を主なチャネルとする小売企業の支援にも拡大します」と語り、VLeライナック社のテクノロジーとノウハウを利用することで、より多様な価値提供が可能になることを期待しています。
将来に向けた展望
ACROVEは引き続き「良いCommerceが、届く未来へ」という理念をもとに、価値の高いサービスを提供し、事業者様の成長を支援していきます。VLeライナックのノウハウとACROVEのビッグデータ解析の組み合わせにより、マーケティング活動が一層効果的になることが期待されています。
株式会社ACROVEとVLeライナックの概要
- - ACROVE: 社会の果樹園を創造することをミッションに、EC販売の支援事業を展開している。
- - VLeライナック: CRMツールの「AddPlus」とマーケティング支援ツールの「i-Catch」を提供し、リアル店舗での顧客管理を主な業務としている。
今後の展開に注目が集まります。