新たなリモート管理機能を発表
株式会社バッファローが提供するリモート管理サービス「キキNavi」では、法人向けルーター「VR-Uシリーズ」に対して一括設定変更ができるファームウェアアップデートを2025年秋に公開することが発表されました。この新機能は、多拠点を展開する企業において、ネットワーク管理の効率を大幅に向上させることが期待されます。
一括設定変更の詳細
新たに搭載される一括設定変更機能では、CLI(コマンドラインインターフェース)を用いて、設定内容をテキストファイルとして保存し、「キキNavi」に登録することで、複数のルーターに同時に設定を適用できるようになります。このため、様々な設定項目を簡単に変更できる利便性が加わります。
対応する設定項目
- - インターネット設定
- - LAN設定
- - ルーティング設定
- - ファイアウォール設定
- - UTM設定
- - VPN設定
- - ネットワーク設定
- - Wi-Fi設定
- - 管理設定
これにより、特にコンビニエンスストアや飲食店など、複数拠点を必要とする企業にとって、煩雑な設定作業から解放され、オペレーションの効率化が図れます。
デバイス管理の新機能
さらに、「キキNavi」ではデバイス一覧に表示される情報のCSV出力機能も追加されます。ホスト名やシリアル番号、設置場所の情報が手軽に把握できるため、管理者は迅速な状況把握が可能になります。これにより、万が一のトラブルシューティングもスムーズに行えるでしょう。
リモート管理の利便性
「キキNavi」はインターネットを介して遠隔からNAS、法人ルーター、アクセスポイント、スマートスイッチなどを管理できるサービスです。 HTTPS通信が可能であれば特別な設定は不要で、簡単に運用を開始できます。対応機器の状態監視や迅速な通知、デバイスの再起動やデバッグログ取得など、運用に欠かせない機能を提供します。
アクセスポイントの簡単設定
特に注目すべきは、「キキNavi クラウドゼロタッチ」機能を利用したアクセスポイントの設定管理です。この機能を使用すれば、機器の開梱不要で一括登録が可能となり、従来の手間を省きます。
まとめ
今後のアップデートによって、バッファローの「キキNavi」はさらに多くの機能を搭載し、多店舗展開やリモート管理が一層簡単になるでしょう。ネットワーク管理者の負担が軽減されるこのサービスにより、企業の業務効率向上が期待されます。これからの進化にも大いに注目です。