中途採用市場の動向
2026-03-27 11:32:43

中途採用市場の新しい動向と企業の採用戦略を探る

中途採用市場の新しい動向と企業の採用戦略を探る



株式会社マイナビが実施した「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」の結果が発表され、企業の採用活動における最新のトレンドと課題が浮き彫りになりました。今回の調査は、1,500名の人事担当者を対象に行われ、近年の採用状況の変化が明らかとなっています。特に、2025年の中途採用人数目標の達成割合は92.9%と過去最高を記録しましたが、その背景には採用目標の下方修正があったことが影響していると考えられます。

2025年の採用目標達成率の向上



2025年の採用目標を達成した企業の割合が92.9%に達したことは、過去最高と言えます。しかし、もう一つ注目すべき点は、年間の採用目標人数が大幅に減少したことです。2025年の平均採用人数は16.7人と、前年度の28.7人から大きく減少しました。このことは、企業が採用活動において現実的な目標設定を行った結果とされ、採用難が続く中での適切な戦略の見直しを反映していると読み取れます。

正社員の不足感が「量」から「質」にシフト



さらに、調査によれば、企業の4割以上が正社員の不足を実感しており、その焦点が人数から質へと移行していることが伺えます。具体的に見ていくと、必要なスキルや経験を満たさない人材を“採用しない”とする企業の割合は62.1%となり、前年より増加しました。この結果は、少数の人材を厳選して採用する動きが目立ち、企業が単に人数を合わせるのではなく、必要な能力を持つ人材の獲得に注力していることを示しています。

退職者の影響と中堅社員の重要性



2025年には49.3%の企業が退職者を出しており、その中でも特に「勤続5年以上の中堅社員」の退職が業務や経営にマイナスの影響を与える割合が高いことがわかりました。中堅層の退職は、企業の運営において重要な役割を果たしているため、その影響を軽視することはできません。今後は、中堅社員の定着や戦力化をどう図るかが、重要な課題となるでしょう。

2026年の採用意欲と経験者採用のニーズ



2026年に向けて、91.1%の企業が中途採用に対して積極的な姿勢を見せており、特に求めるスキルを持つ経験者の採用に対しては74.2%が積極的であることがわかりました。これは、2025年に退職者がいた企業ほど経験者採用に関心が高いことを示しています。ますます人材の質にこだわる企業が増えており、スキルや経験を求める競争が激化することが予想されます。

まとめ



今回の調査結果から見ると、今後の中途採用市場では人材不足が深刻化する中で、企業は質の高い人材を求める傾向が強まっていると明らかになりました。企業は、採用計画を見直し、社員の定着を図る施策を講じる必要があるでしょう。それにより将来の人材確保がよりスムーズになり、企業活動の安定性も高まることが期待されます。マイナビキャリアリサーチラボの主任研究員関根貴広氏は、企業は経験者の獲得競争に備えるとともに、勤続年数の長い社員の活用といった戦略も重要であると指摘しています。

今後の企業の採用戦略に注目が集まります。


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