盛岡の初恋、ルビー色のりんごジャムがリニューアル登場！

盛岡の初恋、特別なルビー色のりんごジャム

盛岡市に位置する「すっぱい林檎の専門店」が手がけるりんごジャム「盛岡の初恋」がリニューアルしました。このジャムは、一般的な黄色のりんごジャムとは異なり、美しいルビー色が特徴です。まるで宝石のように輝くこのジャムは、多くの人の心を掴む逸品です。

ルビー色の秘密

「盛岡の初恋」の魅力の一つは、そのルビー色です。一般的に使用されるりんごとは違い、このジャムにはカナダ原産の小さな赤いりんご「ジェネバ」が使われています。ジェネバは酸味が強く一般的には生食には向かないものの、その果肉の美しさを生かしたジャムやアップルパイには最適です。そのため、このジャムは特別な存在で、多くの人に愛されています。

新たに生まれ変わった味

今回のリニューアルでは、これまでのコクのある甘さを保持しつつ、よりさっぱりとした後味に仕上げられました。食感の残るややかたまりのスタイルが特徴で、トーストやヨーグルトとともに楽しむのには最適です。このジャムを一口味わうと、口の中に広がる風味はまさに初恋のような甘美さを感じさせます。

贈り物としての魅力

「盛岡の初恋」は、特別なデザインのギフトボックス入りで、遠方に住む友人や大切な人への贈り物にぴったりです。パッケージには、石川啄木と宮沢賢治が詠んだ初恋に関する短歌も同封されており、その美しいリーフレットは贈られた方の心を温かくします。この商品は毎年980個の限定販売となっており、各ジャムにはシリアルナンバーが付与されています。

ジェネバとの出会い

このジャムが誕生するきっかけは、ある女性の10年越しの思いからでした。赤い小さなりんご「ジェネバ」と出会った彼女は、その酸っぱさや個性を魅力的に感じ、いかにしてこの特別なりんごを使った商品が作られるかを考え続けました。そして彼女の思いが形となり、盛岡で活動する生産者や常連客の協力を得て、「盛岡の初恋」が誕生しました。不思議と感じるこのジャムの色は、アントシアニンという天然の成分に由来しており、色あせの様子はまるで初恋の切なさを表現しているかのようです。

カナダとの交流

盛岡市はカナダ・ビクトリア市の姉妹都市として長い歴史を持ち、2020年にはその交流35周年を迎えました。その繋がりもあり、東京オリンピック・パラリンピック期間中にカナダのホストタウンを務めた際、「盛岡の初恋」はカナダ代表に贈られました。ジャムの魅力を知ったカナダの選手たちが、初恋のような恋に落ちたことで、両国間の交流はさらに深まりました。