イタリアの高級ブランドLa Marzoccoが誇る最新マシン『Strada S』が登場！

La Marzoccoの新境地、Strada Sの魅力とは

イタリアの高級エスプレッソマシンブランドであるLa Marzoccoは、10月1日に新しい業務用セミオートエスプレッソマシン『Strada S』を市場に投入します。この製品は、約100年の歴史を持つLa Marzoccoと、バリスタによって設計された最新の業務用マシンとして注目を集めています。発売前の9月24日から27日まで、東京ビッグサイトにて開催される「SCAJ ワールドスペシャルティコーヒーカンファレンスアンドエキシビション2025」において、実機が展示され、参加者がそのデザインと操作性を実際に体験できる機会が提供されます。

Strada Sの背景と特筆すべき特徴

『Strada』シリーズは、ラ・マルゾッコが世界中から選りすぐりの30人のバリスタと共に開発されたプロジェクトから生まれたブランドです。このプロジェクトは、バリスタが求める性能やデザインを追求するものであり、その成果を称える形で「ストリート」を意味する“Strada”という名が付けられました。このシリーズは、バリスタが自らの手で抽出プロセスを細かく制御できるように設計されており、創造性と精度を兼ねそろえています。

『Strada S』は、エスプレッソの品質や再現性、作業効率を重視した設計が施されており、バリスタにとって理想的なマシンです。デザイン的には、従来の『Linea』シリーズが持つクラシカルなテイストと比べて、マシン本体の高さが約7㎝低く設定されています。これにより、バリスタとお客さまのコミュニケーションが円滑になり、物理的・心理的な隔たりを解消しています。

独自の機能と操作性

Strada Sのデザインは、視界を遮らないLow Profile Designが特徴です。これにより、バリスタとお客さまの視線が交わり、より身近な接客を実現します。ボタン一つでのシンプルな操作性もポイントです。これは、バリスタのニーズを的確に反映しており、誰でも簡単に操作・抽出が可能です。また、露出型グループヘッド設計により、抽出中のクレマの状態を視認しやすくなり、作業スペースも広く確保できます。

マルチボイラーシステム

Strada Sは、各グループに独立したコーヒーボイラーとスチーム専用ボイラーを搭載したマルチボイラーシステムを採用しています。この機能により、常に安定した抽出が可能となるだけでなく、各グループごとに温度設定ができるため、高精度の抽出が実現します。この設計は、品質を重視する職場において特に有効で、高い再現性を約束します。加えて、プロタッチスチームワンドの搭載により、バリスタがやけどをしにくい設計に仕上げてあります。

まとめ

La Marzoccoの最新機種『Strada S』は、バリスタたちが求める機能性やデザイン性を兼ね備えた理想のマシンです。空間に馴染む低い外観設計や、シンプルで直感的な操作性、安定した抽出環境を提供するマルチボイラーシステムは、業務用エスプレッソマシンの新たなスタンダードを切り開くものとなるでしょう。コーヒーのクオリティを極めたいすべてのバリスタにとって、このマシンは新たな力となること間違いありません。