軽井沢の隠れ家
2019-04-27 15:52:07
坂茂氏が手掛けた軽井沢のブティックリゾートが誕生
軽井沢の新たな宝、ししいわハウス
このたびオープンした「ししいわハウス」は、軽井沢の中軽井沢エリアに位置するブティック・リゾートです。プリツカー賞を受賞した建築家・坂茂氏が設計を手掛けたこの施設は、都会からのアクセスも良好で、電車でわずか1時間の距離にあります。青々とした自然が広がる中で、訪れる人々を癒やす美しい景観と野生動物とのふれあいが楽しめる理想的なロケーションとなっています。
「ししいわハウス」のデザインは、その曲線を描く2階建ての造りが特徴で、木造パネル工法を採用しています。この工法は、木材を合板で挟み込んだ構造モジュールを使用し、工場で加工したフレームを現場で組み立てる先進的な手法です。坂氏の建築哲学が色濃く反映されたこのデザインは、自然環境との調和を目指しています。波状の屋根と流れるような曲線を持つ外観が、訪れる人々の目を惹きます。
全室で10室を備えるししいわハウスは、プライベートにもビジネスにも対応したスモール・ラグジュアリーなホテルです。ゲストは、まずはライブラリーでチェックインを行い、そこからは美しい景色が広がります。庭園には季節ごとに様々な表情を見せる桜やもみじが織りなす風景を楽しむことができます。
中庭にある「グランド・ルーム」は、ゲスト同士の交流やイベントに最適なスペースとして設計されています。隣接するキッチンでは、軽井沢で活躍するシェフによるケータリングサービスが用意され、結婚式や企業イベントなど特別な日を祝う場としても利用可能です。
各クラスターは共用エリアのリビングルームと、浅間山や美しい庭が見える3~4つのベッドルームから構成されています。リビングルームには調理器具がそろっており、客室はすべて専用バスルームとライティングデスクを完備。プロジェクトでは、客室全体から異なる視点での自然の眺望が楽しめるようにも配慮されています。
館内のインテリアは、坂茂氏自身がデザインしたりセレクトした家具が使われています。坂氏は紙管を建築に取り入れることでも知られていますが、このリゾートでも同様に木材と紙管を融合させています。また、フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトのデザインした家具が配置され、モダンさと温もりが調和した空間を演出しています。
さらに、室内の食器には日本の伝統を感じさせる「深山」社製の陶磁器が使用され、高級感が漂います。整えられた寝具やタオル、バスローブは、世界的に有名なブランド「プロー」製が採用され、ゲストに特別なひとときを提供します。また環境に優しいバスアメニティーには、ドイツのブランド製品が選ばれており、持続可能性も意識されています。
さらに、館内には日本を代表するアーティストたちの作品が飾られており、これにより室内のシンプルなデザインが引き立ちます。国際的にも著名なアーティストの作品も含まれ、アートに触れることでまた異なる感動を与えてくれます。
坂氏は、「このプロジェクトでは、ここだからこそ実現できる特別な雰囲気を創造したかった」と語ります。また、企業や地域との関わりも重視し、知的創造の場としての機能を求めているとも述べています。
ししいわハウスは、リゾートとして新たな価値を提供し、訪れる全ての人々にとって特別な体験を提供することを目指しています。観光とビジネス目的、しかし何よりもリフレッシュと交流を求める方々に、ぜひ訪れていただきたいスポットです。
会社情報
- 会社名
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HDHP GK
- 住所
- 63 Market Street, #04-01, Singapore Bank of Singapore Centre
- 電話番号
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