昆虫食で未来の食文化を創る
2025年の大阪・関西万博に向けて、近畿大学の発ベンチャーである株式会社POIが出展することが決定しました。テーマは「昆虫食」。これは、現代社会の新しい食の可能性を探求する試みとして期待されています。代表取締役の清水和輝氏は、昆虫食の普及と啓発活動を行う昆Tuberとしても知られています。
2020年から始まった志
清水氏は、2020年のコロナ禍に自身の夢を形にするために「昆虫食」の活動を始めました。そのきっかけは、大学の後輩から「卒業する頃に万博があります。先輩と昆虫食で出たいです」と言われたことでした。しかし、その後輩は現在行方不明となってしまっています。清水氏はそんな思い出を胸に、このプロジェクトを推進してきました。
新しい食文化の提案
POIでは、「昆虫食博覧会」と題して、昆虫を利用した食品の試食を含む様々な展示やステージパフォーマンスを計画しています。訪れる方々には、昆虫を使った新たな料理や、未来の食の可能性について体験・理解してもらうことを目指しています。実際に試食品の提供も検討されており、参加者は直接その魅力を味わうことができます。
未来への展望
万博に向けた活動は、環境問題や食糧危機など、現代社会が直面している課題への一つのアプローチでもあります。清水氏は、消えていった多くの昆虫食ベンチャーを思い出しながらも、新しい食の可能性を灯し続けることが重要だと語ります。「この取り組みは、私たちの未来を切り拓く重要なステップです」とのこと。
TEAM EXPO 2025とは
「TEAM EXPO 2025」とは、多様な人が一つのチームを形成し、多彩な活動を行いながら大阪・関西万博とその先を見据えた参加型プログラムです。この活動の一環として、株式会社POIの昆虫食プロジェクトは、たくさんの人々に新しい食文化を体験してもらう機会を提供します。ぜひ、万博の成果を一緒に享受しましょう。
最後に
今後、万博に向けたさまざまな準備が進んでいくでしょうが、POIの挑戦にぜひご注目ください。企業だけでなく、一般市民も参加できる形で昆虫食の未来の可能性を探求し、共に発展していくことが期待されています。皆さまのご来場を心からお待ちしています。