廃棄予定のルームウェアを制服に!「たびのホテル佐渡」のSDGsへの取り組み
新潟県佐渡市の「たびのホテル佐渡」は、SDGsへの取り組みを強化し、廃棄予定だったルームウェア約500kgを従業員の制服に生まれ変わらせるマテリアルリサイクルを実施しました。
同ホテルは、佐渡市より『佐渡SDGsパートナー』第1号に認定されており、2018年の開業以来、環境負荷の低減や地域社会への貢献など、様々な取り組みを推進しています。今回のマテリアルリサイクルは、お客様に館内で着用いただくルームウェアの入れ替えを実施した際に、廃棄するのはもったいないという思いからスタートしました。
ルームウェアの約200kgは、社会福祉法人様へ寄付したり、グループが運営する「ドンデン高原ロッジ 自然リゾート」のお部屋着として再利用されました。残りの約300kgは、エコログ・リサイクリング・ジャパン株式会社様のご協力によりペレット化され、その素材を用いてベッドメイクスタッフの新しい制服(ポロシャツ)が製作されました。
この取り組みは、ポリエステルを新たに生産してポロシャツを製作する工程と比較し、製作過程における二酸化炭素排出量を10分の1に抑えることを可能にしたとのことです。
「たびのホテル佐渡」のSDGsへの取り組み
「たびのホテル佐渡」は、SDGs17のゴールに寄与するため、館内や客室において様々な取り組みを行っています。
館内・客室の取り組み
歯ブラシ、ヘアブラシ、かみそりは、バイオマスプラスチック素材のものを採用
BOXティッシュは、ハーフサイズタイプを採用し、ティシュBOXは再生PET素材の製品を採用
トイレットペーパーは使い切り
バスアメニティはオーガニック製品を採用
シャワーキャップやクリアカップは、バイオマスプラスチック素材を採用
コットンボディータオルは売店で販売
全客室の空調を午前11時に停止
タオルの交換、ゴミ回収のみの「エコ連泊プラン」を推奨
従業員への取り組み
ジェンダー平等、女性が輝く職場づくりを目指し、ワーキングママを応援
佐渡市就労支援からの紹介者を雇用し、働き甲斐を持てる自立を応援
* フリースクールの生徒を雇用し、社会活動の楽しさを伝え明るい未来を応援
サンフロンティア佐渡株式会社について
「たびのホテル佐渡」を運営するサンフロンティア佐渡株式会社は、「観光産業で佐渡を元気に!」をテーマに、地域創生事業に取り組んでいます。宿泊施設運営のほか、タクシー・観光バス・レンタカー等の交通インフラ事業を展開し、地域の活性化に貢献しています。
サンフロンティアグループについて
サンフロンティアグループは、1999年の創業以来、「利他」の心と高い志に基づき、未来価値創造に挑み続ける企業グループです。不動産事業を主軸に、ホテル・観光事業、海外事業、建設事業を展開し、地域創生に貢献しています。
「たびのホテル佐渡」は、今後も地域住民と連携し、SDGsの達成に向けて積極的に取り組みを推進していく予定です。