SDGs意識調査
2017-09-14 15:46:53
SDGsに関する意識調査:日本の変化に求められることとは
SDGsに対する意識調査の結果
国際的な持続可能な開発目標であるSDGsについての調査が実施され、その結果が注目を集めています。この調査では、SDGsの目標に貢献する意識がどの程度浸透しているかや、社会問題への取り組みについての意識が明らかにされています。
認知度の現状
調査の結果、SDGsについて「聞いたことがない」という回答が85.0%という驚きの数字を示しています。さらに「聞いたことはあるが意味が分からない」という回答が10.6%、そして「よく知っている」という人はわずか4.4%でした。このデータからは、SDGs自体の認知度はまだまだ低いという現状が伺えます。
社会問題への意識
また、社会的な問題への意識も調査されました。「日本では個人主体の社会的な問題への取り組みが遅れている」と感じる人が68.7%に達し、年代別では特に60代で強い意識が見られました。このように、興味があるものの、実際に行動に移している人は少ないというデータが示されています。特に社会的な問題への取り組みを実際に行ったことがあると答えた人は全体で22.5%と、まだ少ない状況です。
期待される貢献
SDGsの目標別に、今後日本が貢献するべき点を尋ねたところ、「海の豊かさを守ろう」が79.3%と最も高く評価され、「健康と福祉を全ての人に」という意見も79.2%に達しました。全体として70%以上の人が、様々な分野において今後貢献すべきだと考えていることが分かりました。
ビジネス界の反応
ビジネスパーソンの43.0%は、勤めている企業がSDGs目標に貢献できていないと感じています。しかし、働きがいと経済成長への貢献については58.6%が必要だと答えており、将来的には企業の取り組みも期待されています。実際に「自分が今後貢献すべき」と考えている人は74.7%を超えており、関心が高いことが実証されています。
社会問題の実感
さらに、社会的な問題の実感について尋ねたところ、「自然災害の発生件数の増加」を69.9%が感じていると答え、他にも「貧富の格差」の広がりが62.2%、そして「雇用の格差」が62.1%となりました。これは、特に年齢別に見ると、世代によって異なる問題意識が示されています。
将来への期待
将来の日本に対しては、「きれいで衛生的な街作りに期待する」という意見が75.9%にのぼり、居住地の安全やインフラ整備、自然災害への対策への期待も高まっています。このように、未来への期待はそれぞれの世代で異なる要素が見られ、個々のニーズに沿った取り組みが求められます。
まとめ
この調査から見えるのは、SDGsに対する関心は高まっているものの、実際の理解や行動には課題が残っていることです。これからの日本がどのようにSDGsに取り組んでいくのか、その進展に注目が集まります。
会社情報
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JXTGホールディングス株式会社
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