Pepperを活用したプログラミング教育がついに登場
2025年4月に開設される東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)の高等課程で、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」を取り入れたプログラミング学習サービス「Pepper for Education」が導入されることが決定しました。この取り組みは、次世代のIT人材を育成するための重要な一歩といえるでしょう。
プログラミング学習の新しい風
「Pepper for Education」は、これまで小中学校と高校向けに幅広く導入されてきましたが、専門学校でもその教材やマニュアルが高く評価され、新たな教育の場としての活用が期待されます。この取り組みにより、プログラミング教育の機会が一段と広がります。
TECH.C.さまざまな専門分野
TECH.C.の高等課程では、国語や数学、英語といった一般的な科目をベースに、ゲーム制作やeスポーツ、コミックイラスト、VTuberといった専門分野の学習にも力を入れています。生徒たちはこれらのスキルを習得することで、未来のクリエイターとしての道を開くことができます。
手を動かして学ぶプログラミング
「Pepper for Education」では、前期の「情報」の授業で使用され、プログラミングを体感しながら学ぶことができます。具体的には、Scratchを基にしたPepper専用のプログラミングツールを使い、生徒自身がPepperの動きを自由に操ることで、基礎からしっかりと理解を深めていきます。また、生成AIを使ったクイズやゲームを通じて、楽しみながら学ぶことができる仕組みが整っています。
産学協同の教育体系
東京デザインテクノロジーセンター専門学校は、「産学協同」を基にした独自の教育システムを採用しており、業界との連携が強固です。これにより、学生たちは技術やコミュニケーション能力を身につけるだけでなく、その過程で「自分らしさ」を発揮しながら未来を築くための人材を育成しています。
ソフトバンクロボティクスの取り組み
ソフトバンクロボティクスは、2014年に人型ロボット「Pepper」を発表して以来、様々なロボット技術を開発・展開してきました。現在、世界中に広がる拠点を活かし、効果的なロボット導入のためのソリューションを提供し続けています。これにより、人とロボットが共生する未来を見据えた取り組みを進めています。
未来を担う人材育成
このような取り組みを通じて、次世代のIT人材を育てることが期待されており、Pepperを用いたプログラミング教育は、その一翼を担うものとなるでしょう。これからの時代に必要な技術を身につけた若者たちが、創造的な社会の構築に貢献することを願っています。教育分野に革新をもたらすこのプロジェクトが、どのように学生たちを成長させていくのか、今後が楽しみです。