おいしい循環
2026-01-19 16:05:28

大阪・医誠会が生み出す「おいしい循環」プロジェクトの全貌

大阪・医誠会が生み出す「おいしい循環」プロジェクトの全貌



大阪市北区にある医療法人医誠会が運営する医療複合施設i-Mallでは、地域に新しい循環モデルが生まれています。このプロジェクトは、施設内のカフェ「ISEIKAI lounge さくらテラス」を起点に、廃棄されやすい資源と地域の緑や食を結び付ける取り組みです。カフェでは、香り高いコーヒーを提供しながら、毎日発生するコーヒーかすを無駄にはせず、堆肥へと生まれ変わらせています。

コーヒーかすから生まれる新しい命



多くの人々が訪れるカフェで、香り豊かなコーヒーを楽しむことができますが、そこから生まれるコーヒーかすは一般的に廃棄されることが多いです。しかし、このプロジェクトでは、そのコーヒーかすを専用のプロセスにかけて発酵させ、良質な堆肥として再利用します。完成した堆肥は、施設の周囲にある桜並木やカフェガーデンのレモンの木、さらには野菜栽培に利用されます。コーヒーの香りから始まったこの循環は、植物の生長を促し、やがて美しい花や実を実らせ、人々のもとへと寄り添います。

生態系に配慮した取り組み



さらに、i-Mallの屋上には都市養蜂の養蜂場も併設されており、ここにはこの循環による恩恵を受けた木々や草花にミツバチが集います。このように、生命が共生し合う環境が整うことで、生態系の循環にも寄与しています。私たちが目指すのは、都市空間で自然と人がともに生きる“小さな森”です。

健康を願う取り組み



医療法人医誠会が運営する医療複合施設として、このような取り組みが生まれるのは、健康に日々向き合う場所だからこそ。訪れる患者や職員、そして地域の方々が四季折々の自然を楽しめる空間を作ることが私たちの目標です。桜の花が咲き、レモンの香りが漂い、野菜が育ち、ミツバチが舞う。これらの光景は、医療複合施設に新たな価値をもたらします。

二段階発酵による堆肥化プロセス



コーヒーかすは、そのままでは肥料として使えないことが多いですが、本プロジェクトでは、植栽・養蜂管理担当者が手掛ける二段階の発酵プロセスを用いて、安全で安定した土壌改良材に仕上げています。この発酵により、取り扱いやすい堆肥となり、土の通気性や水はけを改善し、微生物の活動を促進して植物がしっかり根を張る「生きた土」を作り出しています。また、コーヒーかすの多孔質な構造は臭気を抑える役割を果たし、周辺環境への配慮も行き届いています。

持続可能な緑化へ向けて



昨年末には、約60㎏のコーヒーかす堆肥を使い、10本の桜にそれぞれ5~8㎏施肥しました。この努力を通じて、今後もコーヒーかすの回収・発酵・活用に関する仕組みを強化し、緑化エリアのさらなる育成を目指します。また、地域の方々に向けた環境学習や食育の機会を増やし、緑の回廊プロジェクトの価値を広く共有していく予定です。

この「おいしい循環」プロジェクトは、単なる環境への取り組みを超え、地域のコミュニティに根ざした活動として、今後も多くの人々に感動と実践の機会を提供し続けるでしょう。これにより、健康で持続可能な未来を切り拓く一助となることを期待しています。

会社情報

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医療法人医誠会
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