暮らしを変えるWeb3の可能性
2023年8月に渋谷にオープンしたWeb3ハブ「Centrum」。この場所は、コワーキングスペースやイベント会場として多くのWeb3プロジェクトが集まる拠点として注目されています。そんなCentrumを利用し、グルメアプリ「SARAH」を運営する株式会社SARAHのCEO・酒井氏とCTO・林氏にインタビューを行いました。彼らがCentrumで感じている魅力や、今後の展望についてお話を伺いました。
Centrumのネットワーキング効果
酒井氏はCentrumの最も大きな利点として、コワーキングスペースとしての機能を挙げました。「人と会いやすい環境」は、ビジネスにおいて非常に重要です。距離が近いため、認知されやすいという点も、ネットワーキングにおいての強みだと語ります。林氏も同様に、Centrumで開かれるイベントに頻繁に参加しており、そのネットワーキングの価値を強調しました。彼らはここでVC(ベンチャーキャピタル)との関係構築を進めているようです。
価値あるイベントの開催
また、CentrumではSARAHチームが主催するイベントも行われています。特に酒井氏は、会場の大きさと立地がちょうど良く、参加者も質の高い人たちが集まりやすいため、良いネットワーキングの機会が得られると述べました。これにより、彼らは認知度を高め、事業の成長にもつながっているとのこと。
SARAHとONIGIRI Chainの関係性
「SARAH」は、メニュー単位で口コミを投稿できるグルメアプリで、ユーザーは既に200万人以上に達しています。酒井氏は、アプリの成長にWeb3技術を取り入れ、トークノミクスやNFTを使用して、ユーザーと飲食店の距離を縮める試みを進めていると説明しました。さらに、食とヘルスケアに特化したブロックチェーン「ONIGIRI Chain」では、関連データを集め、より多様な事業者とのコラボレーションを実現しようとしています。
エコシステムの展望
今後について酒井氏は、「ONIGIRI Chain」を通じて外食や中食、医療など、SARAHだけでは把握できないデータを集約し、さらなる広がりを持つビジネスを目指していると語りました。また、グルメアプリSARAH自体にも新しい展開があることを示唆しており、その方向性に対する期待感を表現していました。これからのSARAHの活動を楽しみにしているユーザーも多いことでしょう。また、Centrumは、国内外のWeb3スタートアップが集まる場所としての役割を果たしていきます。圧倒的な技術者や起業家、イノベーターとともに、新しいビジネスのアイデアがここから生まれることでしょう。
最後に
Centrumの開設以来、約5,500名が訪れており、月間500名以上が足を運ぶ人気スポットになっています。今後もこの場所で多くの出会いや新しいプロジェクトが生まれることが期待されます。SARAHとCentrumのコラボレーションが、いかにされるのか、今後の進展に注目です。