AI導入企業の経営戦略と人的資本再配置に関する実態調査
株式会社TWOSTONE&Sonsが実施した調査によると、全社でAIを導入している大企業の経営者や役員108名を対象にした結果が発表されました。この調査からは、AI導入後の経営戦略や人的資本の再配置に関する興味深いデータが得られました。
人員削減の実態
最も注目すべきは、AI導入後も71.3%の企業が人員削減を実施していないという事実です。これは、AIによって削減できる業務が限られているため、必要な人材は維持するという経営判断がなされていることを示しています。実際、約36.1%の企業は今後も人員削減を行う予定がないと回答し、企業文化として雇用の維持を重視する傾向が見て取れます。さらに、約45.5%が「AI導入により削減できる業務が限定的」であることを理由として挙げています。
リソースの再投資先
AIにより浮いたリソースは、既存事業の強化や新規事業の開発に再投資されています。「既存事業の強化・拡大」が56.2%を占め、「新規事業開発」も41.0%という声が上がりました。これは、AI導入によって得られた効率化をもとに、更なる成長を目指す企業の姿勢を反映しています。
AI導入によるスキルの変化
また、AI導入によって「既存社員に求める役割やスキルが変化した」と回答した経営者は約7割に達しました。これには、AIを前提に業務を進める力が求められ、AIトレンドやツールを学び続ける姿勢が重要視されています。データに基づいた判断や提案を行う能力も、ますます求められるスキルとして浮上しています。
2026年への投資方針
今後のAI投資について見ると、52.8%が「投資を増やす予定」と回答しており、維持を含めると約9割が投資を継続する意向を示しています。これは、企業がAIを活用してさらなる競争力を高めようとしている表れです。
まとめ
本調査の結果から、AI導入企業の多くが人員削減ではなくリソースの再投資に注力していることが明らかとなりました。日本特有の雇用維持の文化が影響していると考えられます。今後、AIを活用した新たな業務設計力やデータ活用力を持つ人材の育成が、企業の競争力を左右すると期待されます。
TWOSTONE&Sonsについて
TWOSTONE&Sonsは、エンジニアプラットフォーム事業を中心に、多様なソリューションを提供する企業です。また、AI導入や社内定着をサポートするサービスを通じて、企業の成長を支援し続けています。詳しくは、
TWOSTONE&Sonsの公式サイトをご覧ください。