二国間クレジット制度を活用した環境保護プロジェクトの実施者が決定

二国間クレジット制度を利用した新プロジェクトの実施者決定

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社は、林野庁の委託により、2025年度の二国間クレジット制度を活用したREDD+及び植林プロジェクトの新規案件形成に向けた現地調査の実施者を発表しました。この公募には多くの事業者が参加しましたが、厳正な審査を通過した結果、採択された事業者が決定しました。

二国間クレジット制度とは？

二国間クレジット制度は、国際的な気候変動対策の一環として、先進国が途上国における温室効果ガス削減プロジェクトを支援し、その削減クレジットを獲得する仕組みです。本システムは、気候変動対策を推進し、持続可能な開発を促進するための重要な手段とされています。特に、REDD+（Reductions from Deforestation and Forest Degradation）は森林による温室効果ガスの削減を目指す取り組みであり、森林の保護や再生が求められています。

採択された事業者のプロジェクト

株式会社INPEX

INPEXが提案したのは、「インドネシア共和国における泥炭地REDD+/ARRのJCM事業調査」です。このプロジェクトでは、インドネシアの泥炭地において、森林の保護と持続可能な管理を通じて温室効果ガスの削減を目指します。

株式会社SDGインパクトジャパン／野村證券株式会社

SDGインパクトジャパンと野村證券が共同で提案したのは、「カンボジア国コンポントム州におけるコミュニティフォレストを通じたJCM植林調査」です。こちらのプロジェクトでは、地域コミュニティと連携し、植林活動を通じて持続可能な社会を実現することを目指します。

今後の展望

これらのプロジェクトは、環境保護だけでなく、地域社会の発展にも寄与することが期待されています。三菱UFJリサーチは、今後これらのプロジェクトが成功裡に進むよう、サポートを続けていく方針を示しています。また、地域住民にとっても新たな雇用機会が創出されることから、経済活動の活性化にも繋がるでしょう。

これらの成果が今後どのように実を結ぶか、引き続き注視したいところです。地球環境のために、一人一人ができることを考える機会にもなります。今後のプロジェクトの進展を期待し、全国民が参加できるような取り組みになることが望まれます。

会社情報

会社名

三菱UFJリサーチ＆コンサルティング株式会社

住所

東京都港区虎ノ門5-11-2オランダヒルズ森タワー

電話番号