タカラベルモントの柴野輝美氏、ブルーローズ表彰を受賞
大阪商工会議所が主催する「第3回活躍する女性リーダー表彰」、通称「ブルーローズ表彰」で、タカラベルモント株式会社の開発本部副本部長で技術開発グループ長の柴野輝美氏が受賞しました。この表彰は、優れた女性リーダーがその能力を発揮し、社会での役割を果たすことを奨励するために設立されたものです。2022年に創設され、毎年3月8日の国際女性デーに合わせて行われます。
柴野氏が受賞した理由は、主に二つあります。第一に、彼女は男性が主体となる開発体制の中で、初の女性管理職として登用され、他の女性技術者にとってのロールモデルとなったこと。第二に、彼女自身の経験を元に、女性従業員が家事とキャリアを両立できる環境作りに貢献している点が高く評価されました。
こうした努力が、企業のダイバーシティだけでなく、働きやすい環境の構築へと繋がったことは、タカラベルモントの今後のビジョンとも密接に関連しています。会社は「美しい人生を、かなえよう。」というパーパスを掲げていますが、これは女性のエンパワーメントを希望する社会において非常に重要な側面であり、柴野氏はその先頭に立っています。
受賞式では、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭と共に記念撮影を行い、多くの祝福を受けました。柴野氏は「この表彰は私だけでなく、チーム全体の努力の賜物です」と語り、今後も女性が抱えるライフイベントにおいて、働きやすい環境作りに貢献していく意志を示しました。
柴野氏のプロフィールを見ると、1997年にタカラベルモントに入社した彼女は、機械設計や皮膚・毛髪科学の知見に基づいた製品開発に携わり、数多くの革新的な製品を世に送り出してきました。また、特許も28件取得しており、彼女の専門知識が業界にとっていかに大切であるかを物語っています。
タカラベルモントは、コーポレートパーパスのもと、今後も女性の活躍を支援し、より多様性のある、包摂的な社会を目指します。特に女性リーダーの育成とそのネットワーク強化に力を入れることで、より良い未来を創造していく意志を示しています。
「ブルーローズ表彰」は、女性リーダーの役割を担う後進への橋渡しともなり、参加企業がその取り組みを広めることを目的としています。柴野氏の受賞は、タカラベルモントが目指す社会貢献にも繋がっており、業界全体の発展に貢献することが期待されています。これからも彼女の活躍に注目が集まりますが、企業全体の進展と女性技術者のさらなる成長を期待する声も高まっています。
タカラベルモント株式会社について
タカラベルモントは、大阪市中央区に本社を置き、理美容・化粧品事業やデンタル・メディカル事業を展開する企業です。1921年の創業以来、常に革新を追求してきた企業であり、2021年には創業100年を迎えました。企業のミッションは、「美しい人生を、かなえよう。」であり、持続可能な社会に向けて様々な取り組みを行っています。タカラベルモントの公式SNSやウェブサイトを通じて、その最新情報をチェックすることができます。