ヒルトン東京が宴会場改装、2024年10月に完工予定
ヒルトン東京は、新宿区に位置する圧倒的な存在感を持つMICEホテルであり、数億円を投じての大型改装を進めています。このプロジェクトは、国際的なビジネス需要の高まりを受けて、さらに多様化するイベントニーズに対応するためのものです。形式的には2024年10月の完成を目指して、宴会場フロアの全面改装を行っている最中です。
最先端技術と伝統の融合
改装の第一弾では、3階の宴会場スペースが1000㎡に及ぶ広さで刷新されます。さらに、約200㎡の新スペースが追加され、現代の技術と新宿の伝統が見事に融合した新たな空間が誕生します。ヒルトン東京は2024年、米国Cvent社が格付けした「アジア太平洋地域のトップ50 MICEホテル」の中で4位にランクインするなど、その地位を確立しています。
改装後の宴会場は、フレキシブルなレイアウトが可能で、多目的に使えるよう設計されています。スクール形式、シアター形式、正餐形式など、参加者のニーズに応じたレイアウトを選択可能です。また、新しく設置されるブレイクアウトエリアやレクチャーホールは、特に大規模イベントに最適です。
環境を考慮したイベントパッケージ
ヒルトンでは、環境保護にも配慮しており、カーボンニュートラル・ミーティングというオプションを通じて、主催者がESG基準を満たす手助けをしています。国内外からのお客様に対し、経験豊富な国際性豊かなチームが新たに増員され、8言語でのサービスを提供できるようになりました。
伝統色を基調としたインテリアデザイン
新たな宴会場のデザインは、ハーシュ・べドナー・アソシエイツによるもので、古の新宿の伝統にインスパイアされたモダンで洗練されたトーンが特徴です。新宿の地場産業として受け継がれてきた染色技術が生かされ、東京の伝統色が随所に取り入れられています。
「茶色」は伝統的な木造建築を想起させ、「紺色」と「藍色」は新宿の深い藍染めの技術を象徴しています。そして、凛とした存在感を持つ「黄金色」は、新宿の古い武家屋敷や町家を彷彿とさせます。これらの色がバランス良く調和し、歴史と現代を感じられる空間が演出されます。
今後の計画
ヒルトン東京は、3階の改装に続いて2025年夏には4階の大宴会場の改装も計画中です。この大規模なアップグレードにより、会議やコンベンション、研修といった多彩なイベントニーズにさらに対応できるようになります。最大3500名のケータリングサービスを外部で手配することも可能であり、団体向けサービスの幅を広げています。
ヒルトン東京の総支配人フィリックス・ブッシュ氏は、「この改装を通じて、私たちは引き続き日本におけるトップMICEホテルとして、世界各国から訪れるゲストに最先端の設備と地域に根ざしたデザインを提供し続けます。」と語っています。また、コマーシャルダイレクターのレオ・フランケル氏は、改装によって世界的に高まるMICEイベントへの需要に応えられると期待を寄せています。
ヒルトン東京の取り組み
ヒルトン東京は、1963年にオープンした外資系ホテルとしての歴史も持ち、高水準のサービスと充実した施設で知られています。今後の改装を通じて、さらなる革新を遂げるヒルトン東京にぜひ期待を寄せましょう。