アップサイクルブランド「DOKKA vivid」の新たな挑戦
2025年11月30日、鹿児島県薩摩川内市に本社を置く株式会社ECOMMITが運営する資源循環サービス「PASSTO」と共同で、アップサイクルブランド「DOKKA vivid」のファッションショーが行われました。この新コレクションは、PASSTOを通じて手放された衣類を利用し、サステナブルな理念を基にしたデザインが特徴的です。
RAILWAY TO RUNWAYイベントの舞台
ファッションショーは、東急東横線の旧高架線路跡地に位置する複合施設「渋谷ブリッジ」で開催されました。この場所で展開されたイベントは「RAILWAY TO RUNWAY」と名付けられ、サステナブルをテーマにした15ルックの服がランウェイに登場しました。ここでの展示は、DOKKA vividが手掛ける独自のアップサイクルデザインへの可能性を広げる場となりました。
DOKKA vividのクリエイティブなアプローチ
DOKKA vividは、幼なじみの二人、夏明豊さんと菅内のど佳さんによるZ世代デザイナーユニットで、古着を再構築する革新的な手法が特徴です。「Spice for your life」というコンセプトを掲げ、色彩豊かで刺激的なカルチャーミックスなスタイルが注目を集めています。
彼らは、2022年にグローバルインキュベーション企画「ASIA FASHION Collection」でグランプリを受賞し、さらにはNYファッションウィークでもアップサイクルコレクションを発表しています。2024年には、名だたるアーティストのライブ衣装を手掛けるなど、着実にその存在感を増しています。
PASSTOの循環型社会への貢献
ECOMMITが運営するPASSTOは、使用しなくなった衣類を「撮影」「選別」「リユース・リサイクル」という流れへと繋げるシステムを提供します。これにより、手放された衣類が、DOKKA vividの新しいコレクションの一部として生まれ変わることになります。PASSTOを通じての衣類のリユース・リサイクル率は約98%という驚異的な数字を記録し、CO2排出量の削減にも寄与しています。
新しい価値の創出へ
ファッションショーを通じて、DOKKA vividは手放された衣類に新たな価値を見出すことに成功しました。参加者は、ファッションの力でサステナブルな未来を切り開くことができるかを実感できる場となりました。ECOMMITは今後も、循環型社会の実現に向けた取り組みを続けていく制度を築いていく意向を示しています。
まとめ
DOKKA vividの最新コレクションは、単なるファッションを超えた、持続可能性や環境意識を高める新たな試みとして、多くの人々に影響を与える良い機会となりました。サステナブルファッションの重要性が再認識される中、DOKKA vividとPASSTOは今後の展望に期待がかかります。