魅力再発見!山梨セミナーの開催
2025年4月23日、水曜日、山梨県甲府市の甲府商工会議所にて新たな試みである『Rethink Creator PROJECT』セミナーが開催されました。これは、地域のクリエイターたちが山梨の魅力を再認識し、発信するための場として設計されたものです。
クリエイティブなひととき
当日は、約40名の参加者が集結し、講師として招かれた中川直樹さんと守山泉さんが共にセミナーを進行しました。このセミナーは『クリエイターの地産・地消による地域創生の実現』という理念のもと、甲府商工会議所と山梨県が後援し、クリエイターズマッチの主催、企業JTが支援する形で行われました。
中川さんはデザインやシステム関連の会社をいくつも経営し、また守山さんは山梨県甲府市出身で地元の新聞社や広告代理店での経験を積んだグラフィックデザイナーです。両講師は、参加者が初心者でもわかりやすく、デザインの楽しさを実感できるように尽力しました。
ワークショップの内容
セミナーでは、参加者が地元の魅力を題材にしたポスターを制作するワークショップが行われました。参加者は複数のチームに分かれ、「誰に、どのように伝えるのか」を考えながら、山梨県の魅力を反映したキャッチコピーを作成しました。新たに制作されたのは、甲府城跡や特産品のサンシャインレッドBLOOMゼリー、信玄公祭りといったテーマに基づくポスターです。
講師の守山さんは、選ばれたキャッチコピーをその場でデザインに活かし、参加者は目の前でデザインが形になっていく様子を見ることができました。デザインの過程で、フォントや配色、装飾の変更による印象の違いなどが解説され、参加者からはデザインの奥深さに感動の声が上がっていました。
セミナーの成果
セミナー終了後のアンケート調査では、参加者の満足度が97.2%に達し、多くの参加者がデザインや情報発信に興味を示しました。「視野が広がった」「もっとデザインについて勉強したい」といった感想が多く寄せられ、セミナー内容の充実ぶりを示しました。
参加者の一人は「言葉1つ、文字1つでデザインの印象が変わるのが楽しく感じました」と答え、他にも「色々なバックグラウンドの人と交流することで新たな視点を得られた」という意見がありました。これらの声から伺えるように、セミナーはクリエイティブな交流の場として大いに機能したようです。
講評と今後の展望
進行を務めた中川直樹さんは、参加者がワークショップを通じてSNSにおけるデザインの効果を理解できたことを嬉しく思うと述べました。一方、守山泉さんは、参加者が考えたキャッチコピーが非常に魅力的であり、山梨には優れたコピーライターが数多く存在することに気づいたと語りました。
企画の背後には、『Rethink Creator PROJECT』というクリエイターを育成し地域の課題解決に寄与するプロジェクトがあり、今後もこの取り組みは続けられます。地域のクリエイティブな力を引き出し、さらに多くの人々に山梨の魅力を伝えていくことが期待されます。
開催概要
- - 日時: 2025年4月23日(水)18:00~20:30
- - 会場: 甲府商工会議所多目的ホール5F(〒400-0858 甲府市相生2-2-17)
- - 主催: Rethink Creator PROJECT
- - 共催: 甲府商工会議所
- - 後援: 山梨県
- - 協賛: Rethink PROJECT
このようにして、セミナーは成功裏に幕を閉じ、参加者は新たな視点を得たことでしょう。今後の山梨県における地域創生活動に期待が寄せられています。