第12回山本美香記念国際ジャーナリスト賞作品公募
一般財団法人山本美香記念財団が、「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」の第12回目となる作品公募を開始しました。この賞は、ジャーナリストが不条理な世界で生きる人々の苦悩と逞しさを伝える活動を顕彰するものです。応募は2025年3月5日まで受け付けられ、受賞者は5月中旬に発表される予定です。
対象と応募方法
この賞の対象となるのは、2024年1月から2025年2月の間に発表されたジャーナリストの取材活動とその作品です。応募作品は基本的に写真、映像、記事に関連するもので、特にニュース性の高いドキュメンタリー映画やルポルタージュ作品も対象です。国家や国籍に関わらず、フリーランスまたは独自の媒体を持たない独立系メディアに所属する個人が、自薦、他薦を問わず応募できます。大手メディアに所属するジャーナリストでも、人間性が感じられる作品であれば受賞対象となります。
賞の背景
この賞は、山本美香ジャーナリストの意思を引き継いで設立されたもので、彼女自身もイラクやアフガニスタンなどの危険な地域で取材を行い、その際に数々の名誉を受けていました。彼女の活動は、現地の人々の現状を知ってもらうためのものであり、今でも多くの人々に影響を与え続けています。山本美香記念財団は、彼女の理想を実現するため、ジャーナリストの育成と支援を行っています。
受賞者と賞金
該当する作品の中から選ばれた受賞者には、30万円の賞金が贈られます。選考委員は、著名な編集者であり探検家の岡村隆、ノンフィクション作家の河合香織、作家の高山文彦、ジャーナリストの吉田敏浩といった、各分野の専門家が務めます。彼らは応募作品を慎重に審査し、優れた表現や取材活動を評価します。
応募の詳細
応募の詳細や方法については、山本美香記念財団の公式ウェブサイトに記載されています。興味のあるジャーナリストは、ぜひ確認してみてください。応募を通じて、不条理な状況に立ち向かう人々を描いた力強い作品が多く生まれることを期待しています。
現在、世界中で起きている様々な社会的課題に対して、ジャーナリストの存在はますます重要になっています。彼らの活動が不条理な現実を伝え、少しでも改善を促す力となることを願ってやみません。多くの方々の応募をお待ちしております。