業務効率化への一手:auコマース&ライフの「zooba」導入
auコマース&ライフ株式会社は、情報システム部門における業務の効率化を図るため、AIを活用したサービス「zooba」を導入しました。この取り組みは、アプリケーションのアカウント管理を中心に行われ、従来の運用保守や資産管理の課題を解決することを目的としています。
導入背景
同社の情報システム部門では、最大1,100人の利用者がいるさまざまなSaaSやアプリケーションのアカウントを管理する必要があります。しかし、これまで使用していたスプレッドシートでの管理方法には限界があり、従業員の負担が増大していました。特に、定期的なアカウントの棚卸し業務は多くの工数を要し、効率が悪い状況が続いていました。そこで、より効率的な棚卸しを実現する新たなツールとして「zooba」が検討されました。
導入の目的と実際の運用
これまでのアカウント管理は、スプレッドシートを共有し、使用者にそれぞれのアカウントの稼働状況を確認してもらう形でした。そのため、出勤状況や時間の都合によって回答がばらつくことがあり、業務が円滑に進まないこともしばしばありました。
「zooba」は、この運用を改善するために開発されたツールであり、特にSlackを利用したやり取りが強調されています。実際に導入された結果、業務の効率化や社員への負担軽減が実現しました。
成果の具体例
導入後、auコマース&ライフ株式会社は以下の4つの成果を達成しました。
1. 作業効率の向上
「zooba」を導入したことで、棚卸し作業にかかる時間が、従来の2週間から1週間に短縮されました。これにより、クオリティの高い業務遂行が可能になりました。
2. ID台帳の可視化
これまでは個別管理であったIDの利用状況を「zooba」により一元化し、誰がどのアカウントを使用しているのかを容易に把握できるようになっています。
3. 回答率の向上
従来のメールによる棚卸しでは、回答率が50%程度に留まっていました。しかし、Slackを使ったアンケート機能を利用した結果、回答率が80%に増加し、リマインド機能を活用することでほぼ100%の回答を得ることができるようになりました。
4. 正確な回答の確保
スプレッドシートでの管理では回答ミスが発生する可能性がありましたが、zoobaでは利用者の情報が自分の分だけに制限されているため、正確な集計が可能になりました。
終わりに
auコマース&ライフ株式会社の佐藤様と中川様は、「zooba」をデバイス管理にも活用しており、台帳のデータ整合性の向上にも寄与しています。この成果は、業務の効率化とともに、従業員の働きやすさを向上させる重要なステップとなっています。
「zooba」は、情報システムによる管理をシンプルかつ効率的に進め、現代のビジネスシーンにおける強力なパートナーとして期待されています。この取り組みは、IT管理の新たな形を模索する企業にとって、参考になるでしょう。
詳しい情報は
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