コロナ禍を背景に、地方移住への関心が高まる中、秋田県にかほ市はシングルマザーを対象とした「仮想移住ツアー」を2023年10月1日から開始することを発表しました。このツアーは、忙しい子育て世代に特化しており、実際の相談員とリアルタイムでのやりとりが可能です。快適な子育て環境を求めている家庭にとって、これは非常に魅力的なサポートと言えます。
この企画は、実施されたネット調査を受けてスタートしました。調査結果によると、東京都やその周辺に住むシングルマザーの約44.5%が「田舎暮らしや地方移住に興味を持っている」とのこと。ここに注目し、にかほ市は「子育て移住相談オンライン窓口」を拡充し、オーダーメイドの相談を提供する運びとなりました。
仮想移住ツアーの概要
この特別なオンラインツアーは、参加者が事前に希望する日時を指定し、相談員を選ぶことができるマンツーマン形式で行われます。相談内容も子育て環境や支援制度、仕事や住まいについて自由に伺えるスタイルです。コロナ禍で不安の多い今、参加者にはZoomを利用してリアルな情報を得られる大きな利点があります。
実施概要
- - 開始日: 2023年10月1日(木)
- - 開催時間: 平日18:00〜20:00、休日10:00〜16:00
- - 相談料: 無料(通信費は自己負担)
- - 申し込み方法: 公式サイトの移住相談フォームから
このツアーでは、にかほ市の保育士と会話したり、子育て支援施設を見学したり、住環境を実際に体感できる要望が多数寄せられています。
子ども・子育てのまちへのシティプロモーション
また、にかほ市は7月から“子ども・子育てのまち”としての魅力を発信するシティプロモーションも開始しました。都市圏の生活様式が変わりつつある中、特に子育て支援制度や自然環境の魅力を伝えることが求められています。
これに伴い、東京都千代田区にも「にかほ市シティプロモーション事務局」を設置し、移住希望者を対象に情報を発信していきます。
充実した子育て環境
にかほ市では、医療費が無料(高校生まで)や保育料の完全無償化が進められており、子育て支援制度の充実が評価されています。また、待機児童がゼロで、学童保育クラブも整備されています。これにより、移住を希望する世帯に対して安心できる環境が整っていることがアピールポイントとなっています。
【住みたい田舎ベストランキング】では、にかほ市が東北エリアで第4位にランクインしており、若い親たちに魅力的なまちであることが証明されています。
サポート体制
さらに、にかほ市では移住者への住まいや就職に関するサポートも行っています。定住奨励金や空き家情報提供の「空き家バンク」、市営住宅の利用などがあり、充実したサポート体制が実現されています。就職支援も行っており、移住者に対しての受け入れ準備が整っています。
このように、にかほ市は子育てしやすい環境を提供しながら、若い世代の移住を促進する取り組みを続けています。興味ある方はぜひ、仮想移住ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。見えない不安を少しでも解消する手助けとなるでしょう。