クオリティア、新たにPPAP問題を解決するTLS確認機能で特許取得
株式会社クオリティアが、電子メール送信システムに関連した「TLS確認機能」の特許を取得したことを発表しました。この機能は、受信メールサーバーがTLS(Transport Layer Security)暗号化通信に対応していることを確認できるもので、添付ファイルにパスワードを設定せずに安全に送信することが可能です。また、同社のクラウド型メール誤送信防止サービス「Active! gate SS」やオンプレミス製品「Active! gate」に標準機能として組み込まれています。
TLS通信を利用することで、送信中のメールが傍受されるリスクを軽減することができます。最近の調査によると、現在多くのメールサーバーがTLS暗号化に対応しており、送信メールの約96.3%と受信メールの約96.0%が暗号化されています。これにより、PPAP(パスワード付きZip暗号化ファイルを送信するプロトコル)による危険性が指摘される中、クオリティアの新機能が重要な役割を果たすことが期待されます。
PPAP問題の根本的な解決策
PPAPは、添付ファイルを安全に送信する手法として長らく利用されてきましたが、最近ではその危険性が明らかになっています。特に盗聴や標的型メール攻撃のリスクが高まる中で、送信者はファイルの添付をするだけで、受信者は特別な操作を必要とせずに安全にファイルを受け取ることができる点は、大きな利点です。
この「TLS確認機能」は、特別な手続きなしに暗号化を提供し、両者にとっての負担を軽減しながらセキュリティが強化されるため、PPAP問題の根本的な解決につながるとされています。
特許情報
- - 発明の名称:電子メール送信システム
- - 出願番号:特願2023-101191(出願日:2023年6月20日)
- - 特許番号:第7802377号(登録日:2026年1月9日)
クオリティアの提供サービス
「Active! gate SS」は、Microsoft 365やGoogle Workspace、LINE WORKSと連携するクラウド型メール誤送信防止サービスで、特徴として「機能を選べる」「すぐに使える」「高品質なのに低価格」というコンセプトがあります。小規模の企業でも安心して導入できる料金体系で提供されており、月額300円(税別)から利用可能です。
このサービスは、7つの機能を備え、特に新たに追加された「TLS確認機能」がPPAP問題の解決に貢献します。誤送信を防ぐための施策としては、送信メールの一時保留や添付ファイルのWebダウンロード、フィルタリングなどがあります。
クオリティアの企業背景
クオリティアは、日本国内で開発・販売を行っているメッセージングソリューションの専門企業です。メールやメールセキュリティに特化した様々なサービスを提供し、主力製品であるWebメール「Active! mail」や大規模メールシステム「DEEPMail」がコミュニケーションの効率化に寄与しています。また、近年ではクラウド型標的型メール攻撃対策サービス「Active! zone SS」をリリースし、自治体にも多数採用されています。
クオリティアは、今後もセキュリティ環境の向上を目指して新たな技術革新を進め、顧客の安全で効率的なコミュニケーションを支援していきます。