IPGが放送局向けに放送番組検索APIを提供開始！

新しい番組情報検索機能の登場

株式会社IPG（本社：東京都港区）が2025年6月に新機能「検索API」を放送局向けの「minds 番組表キット」にて発表しました。この機能により、全国の放送局は自社サイトにおいて簡単に番組情報を検索できるようになります。利用者が番組名や出演者名を入力することで、関連する番組の詳細情報へとスムーズにアクセスできるため、視聴者の利便性が大きく向上します。

「minds 番組表キット」とは？

「minds 番組表キット」は、放送局に向けた番組表の自動生成や連携を可能にするためのソリューションです。年々、その採用実績が増加しており、緊急編成への迅速な対応や多様なAPIとの連携が魅力とされています。このキットに含まれるオプション機能の「見逃し導線」や「スマホ向けデザイン版」も好評を博しています。

機能の特徴

1. 自社サイトの番組表自動生成
番組データに基づき、自社サイトに自動的に番組表ページが生成されます。そのため、放送局はPR動画や画像素材をIPGのシステムに登録するだけで簡単に連携が可能です。

2. 緊急編成時の安心感
自社サイトの番組表が自動で放送情報と連携しているため、EPGデータの入力・修正のみで一括更新が可能です。不測の事態が起きた際にも、迅速かつ効率的な運用が実現します。

3. 多様なAPI連携
番組表形式にとらわれず、柔軟にカスタマイズ可能なAPIを通じて、効果的な番組情報発信が可能です。

番組検索APIの具体的な機能

最近リリースされた「検索API」は、有償オプションとして提供されます。このAPIを利用することで、視聴者は番組名や出演者名、または関連キーワードを入力するだけで、名番組の情報をすぐに見つけることができます。検索結果からは、さらに詳細な番組情報を提供するページや公式サイト、VODの配信ページへアクセスできるため、視聴者の回遊率が向上することが期待されています。

APIの種類と活用例

- NOW ON AIR API: 現在放送中の番組情報を取得し、「今放送中」コーナーで利用できます。
- 指定時間 API: 特定の放送日時に絞った番組情報を取得し、ゴールデンタイムの放送予定を表示します。
- 指定ジャンル API: 番組をジャンル別にフィルタリングして表示することが可能です。
- VOD情報取得API: 特定のVODサービスからの情報を取得し、「見逃しVOD」コーナーに活用できます。

株式会社IPGについて

IPGは、日本全国の放送局や配信事業者から正式にコンテンツ情報を提供され、公式にメタデータの運用を行うパートナー企業です。主に電子番組表サービス「Gガイド」の運用を通じて、視聴者に最適なコンテンツ体験を提供しています。この新しい「minds 番組表キット」と「検索API」は、放送局が視聴者とのつながりを強化するための大きな一歩となるでしょう。今後も、IPGはさらなる機能のアップデートを進めていく意向を示しています。