訪九アジア生活者調査
2025-02-27 13:20:55

2025年の訪九アジア生活者実態調査が示す九州観光の未来

九州観光の最新トレンド:2025年の訪九アジア生活者実態調査



株式会社九州博報堂のグローバルマーケティングチーム『HAKUHODO PADDLE』が実施した『訪九アジア生活者実態把握調査2025』は、旅行業界にとって貴重なデータを提供しています。この調査は、九州を訪れた中国、台湾、香港、韓国からの訪九アジア生活者を対象に行われ、彼らの旅行行動や意識の傾向が浮き彫りになりました。

調査の背景と目的


この調査は、株式会社博報堂DYホールディングスのマーケティング・テクノロジー・センターと協力し、位置情報ビッグデータを使用することで、従来のアンケートリサーチでは捉えきれなかった生活者の実態を明らかにしています。特に、訪九アジア生活者の旅行行動や意識に注目し、それを基に観光業者が今後の戦略を立てるための指針とすることが目的です。

主な調査結果


1. 訪問先の順位


アンケートによると、訪九アジア生活者にとって第一目的地として最も選ばれるのは「福岡県」で、58%がこの地を訪れたいと考えています。位置情報データでは、実際に福岡を訪れた観光客も92%と非常に高い数値を示しています。また、熊本県や大分県も訪問先として人気がありますが、全体的には福岡県が圧倒的な支持を受けています。

2. 旅行意識の傾向


調査対象者は、旅行の目的として「買い物/ショッピング」が41%で最も多く、次いで「食べ歩き」が39%となっています。この傾向は都市型観光を好むことを示唆しています。また、「自然・景勝地の観光」や「温泉入浴」も重要な要素として挙げられています。

旅行に同行する相手としては、主に「配偶者」や「子ども」が選ばれ、家族旅行が多いことが特徴的です。宿泊スタイルとしては、ビジネスホテルやシティーホテルが選ばれており、旅行者はサービスや施設のクオリティにもこだわっています。

3. 訪九アジア生活者の行動パターン


調査では、訪九アジア生活者を5つのクラスターに分類しました。例えば、慎重に計画を立てる「堅実バランス旅派」や、SNS映えを重視する「映え話題性重視旅派」など、各クラスターごとに旅行スタイルが異なることが見えてきました。

結論と今後の展望


今後もHAKUHODO PADDLEは、この類の調査を続け、九州とアジアの関係性を強化し、九州が持つビジネス課題を解決するための研究を進めていきます。調査結果は4月に発表される予定で、より深い洞察が提供されることが期待されます。
九州観光業者は、このデータを基に新たな戦略を立て、訪九アジア生活者に対して効果的なアプローチを見つけ出すことが求められます。今後の動向に目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社九州博報堂
住所
福岡県福岡市中央区天神1-4-1西日本新聞会館14階
電話番号
092-711-3111

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