最新のシーケンシング技術を駆使した新たな診断システムの発表
新たなコンパニオン診断システムが登場
サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループは、次世代シーケンシング（NGS）技術を活用した新しいコンパニオン診断システム「オンコマイン(TM) Dx Express Test マルチ CDxシステム」を発表しました。このシステムは、乳癌のPIK3CA、AKT1、PTEN遺伝子の変異検出や固形癌のNTRK融合遺伝子を特定することができ、医療現場における診断の精度を高めます。
システムの特徴
本システムは、厚生労働省に医療機器製造販売承認申請を行ったばかりで、2025年7月25日付での承認を目指しています。これは、既存の「オンコマイン(TM) Dx Target Test マルチ CDxシステム」の後継となるもので、非小細胞肺癌や甲状腺癌、そして甲状腺髄様癌に対する分子標的薬の同時適応判定を実現します。
高速かつ自動化されたプロセス
Ion Torrent(TM) Genexus(TM)システムを用いることで、従来の検査にかかる時間を大幅に短縮しています。サンプルの準備からデータ解析、レポート作成までのプロセスが自動化され、最短24時間以内に検査結果を提供可能です。この迅速な結果提供は、個別化医療の実現に向けた大きな一歩となります。
患者に対する影響
新しいコンパニオン診断システムの導入により、患者はより迅速かつ的確な治療選択を行うことが期待されています。遺伝子検査の結果がすぐに治療方針に反映されることで、個々の患者に最も適した治療法が提供できることになります。これにより、患者のQOL（生活の質）の向上にも寄与することができます。
サーモフィッシャーサイエンティフィックの役割
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドは、科学サービスを提供するリーディングカンパニーとして、研究開発から臨床診断、製薬分野まで幅広くサポートしています。私たちの使命は、『より健康で、より清潔、より安全な場所』を実現するための製品とサービスを提供することです。確かな技術と幅広いポートフォリオを持つ当社は、医療の進展に貢献し続けています。
最新の技術を駆使した「オンコマイン(TM) Dx Express Test マルチ CDxシステム」は、今後の医療分野に大きな影響を与えることが予想されます。乳癌や固形癌治療における個別化医療の更なる発展に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
- サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ
- 住所
- 電話番号
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