人間主導型AI協調翻訳システム「Heara Speak」の誕生
株式会社45.r(東京都世田谷区、代表取締役:山田雅彦)は、AI翻訳イヤホン「Heara Air」に新エンジン「Heara Speak」を発表しました。この新技術は、特許を取得した「協調翻訳システムおよびその制御方法」に基づいて開発されており、従来の自動翻訳システムが抱える文脈や意図の読み間違い、翻訳結果の確認手段の不足といった課題を解決します。
新しい翻訳の未来を切り開く
「Heara Speak」は、ユーザーの翻訳体験を向上させる複数の機能を搭載しています。その一つは、ユーザーがAIの翻訳結果を事前に確認できる「助言シート」です。AIが翻訳を提示する前に、「この表現で伝わりますか?」と確認を求め、ユーザーが「YES」を選択した場合のみ翻訳が確定します。これにより誤訳のリスクを大幅に軽減することが可能です。
AIと人間の協調学習
さらに、「Heara Speak」は、ユーザーの「YES/NO」応答や翻訳ログを蓄積し、これらをAIの学習データとしてフィードバックします。この仕組みにより、ユーザー個々の言語の傾向や翻訳の意図を反映させることができるため、使用すればするほど翻訳の精度が向上します。このように、AIと人間が協力してより良い翻訳結果を生み出す仕組みが整えられています。
状況に応じたモードの自動切替
また、本システムには音声活動検出(VAD)や言語識別(LID)に基づいてモードを自動的に切り替える機能も搭載されています。会話翻訳、メディア翻訳、手動翻訳の3つのモードを状況に応じて変更するため、ユーザーはモードを意識せずとも最適な翻訳体験を享受できます。
幅広い利用シーンと多文化共生
この翻訳システムは、旅行、教育、医療、接客、オンラインコミュニケーションといった幅広いシーンでの活用が可能です。特に、外国人労働者が多く関わる地方自治体や建設・製造・農業業界において、言語の壁を越えた円滑なコミュニケーションを促進し、多文化共生社会の実現に寄与することが期待されています。
クラウドファンディングでの展開
株式会社45.rは、この新技術をイヤホン、スマートフォンアプリ、クラウドサービスといった形で発展させるためにクラウドファンディングを実施します。具体的には、CAMPFIREプラットフォームで公開され、2025年11月8日午前10時から開始されます。支援者には「Heara Air」を早期特典価格17,400円(税込)で提供予定です。
クラウドファンディング概要
- - プラットフォーム: CAMPFIRE
- - 公開日時: 2025年11月8日(土)午前10:00
- - リターン: AI翻訳イヤホン「Heara Air」
- - 早期特典価格: 17,400円(税込・送料無料)〜
- - 支援期間: 2025年11月8日(土)〜11月30日(日)(予定)
- - プロジェクトURL: プロジェクトページ
最後に
人間主導型のAI協調翻訳システム「Heara Speak」は、今後の翻訳の在り方を変える可能性を秘めています。AIの力を借りながらも、ユーザーの意図や文脈をしっかりと再現するため、よりコミュニケーションが円滑になることでしょう。本システムが、多文化共生社会の実現に向けて一助となることを期待します。