日揮とアフリカ開発銀行が提携
2025-09-16 14:30:21

日揮ホールディングス、アフリカ開発銀行とSAF分野での協力を開始

日揮ホールディングス株式会社は、8月22日にアフリカ開発銀行と持続可能な航空燃料(SAF)に関する協力覚書を締結しました。この合意により、両者はアフリカ地域において航空業界の脱炭素化を進めていくことになります。

覚書の締結式は、日揮ホールディングスの横浜本社で実施され、日揮グローバルの山田社長とアフリカ開発銀行のソロモン・クエイナー副社長が出席しました。クエイナー氏はこの合意について、SAFはアフリカの航空業界と気候変動対策において大きな変革をもたらす潜在力を秘めていると強調しました。彼は「この提携を通じて新しい機会を創出し、アフリカをグローバルなエネルギー転換の最前線に位置づけたい」と述べました。

一方、日揮グローバルの山田社長は、SAFの普及に向けてアフリカ開発銀行と協力することを光栄に感じており、同社の持つプラントエンジニアリングや持続可能なエネルギーに関する知識や経験を生かして、アフリカ地域の脱炭素化を支援し、経済成長やイノベーションに貢献していく意向を示しました。

日揮グローバルは、アフリカ地域におけるエンジニアリングサービスに関する豊富な実績を有しており、1980年代から製油所などのEPC事業を展開しています。これまでに、ナイジェリアやエジプト向けに陸上LNGプラントを、またモザンビーク向けには洋上LNGプラントを成功裏に完工してきました。現在はモザンビーク向けにロブマLNGプロジェクトの基本設計を進めており、アフリカ地域の洋上LNGプラントに関する先行業務も行っています。

今後、日揮グローバルは「2040年ビジョン」と「BSP2025」という中期経営計画を掲げ、アフリカ地域での持続可能なエネルギー開発に引き続き貢献していく方針です。持続可能な航空燃料の普及は、クリーンエネルギーの観点からも大きな意義があり、アフリカにおける経済成長にも寄与するでしょう。

アフリカ開発銀行は、1964年に設立され、アフリカの持続可能な経済成長と貧困削減を目的とする国際金融機関です。アフリカ地域への影響力を強めるこの覚書は、航空セクターにおける新たな未来を切り開くものであり、日揮グローバルとの連携を通じて、持続可能な社会の実現に向けた第一歩と位置づけられています。多様な国際的パートナーとともに、アフリカが持続可能なエネルギーのリーダーシップを発揮する日が待ち望まれています。


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会社情報

会社名
日揮ホールディングス株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA
電話番号
045-682-1111

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