岩手県新ブランド米「白銀のひかり」登場
岩手県の新たなオリジナル水稲品種「白銀のひかり」が、ついにその姿を現しました。この新米は、約10年かけて開発されたもので、特に岩手県北部と高標高地帯での栽培に適しています。新ブランド米のデビューを祝うイベントが10月26日、盛岡市のISAI PARKで盛況に開催されました。
このイベントは全国農業協同組合連合会 岩手県本部(JA全農いわて)の主催によるもので、デビューを飾るロゴマークもお披露目されました。ロゴマークは、岩手県在住のアーティスト、小林覚氏が手掛けたもので、ブランドの象徴としての期待が込められています。
新米の特徴
「白銀のひかり」の特徴は、輝くような白さと、しっかりとした食べ応えにあります。これは、食味の良い「銀河のしずく」と寒さに強い「ふ系243号」を掛け合わせたことにより実現されました。そのため、この新米は倒伏に強く、多収なことでも注目されています。食味はさっぱりとしており、幅広い料理と相性抜群です。
特に、今後2025年の10月28日から岩手県内での販売が開始されるということで、多くの消費者がその味わいを楽しむことができるようになります。また、これに向けて、JA全農いわては積極的なPR活動を展開しており、「金色の風」や「銀河のしずく」など、他の岩手県産米とともに「いわて純情米」のブランドとしての地位を高めていく方針です。
デビューイベントにおける盛り上がり
デビューイベントでは、岩手県知事の達増拓也氏や、ロゴを手がけたヘラルボニー代表の松田文登氏など、さまざまな来賓が参加しました。知事は「白銀のひかりが岩手の稲作を照らす希望の「ひかり」となるよう、関係機関・団体と連携していきたい」と力強く語り、参加者の期待感を煽りました。
また、イベント終了後には、先着100名に令和7年産の「白銀のひかり」が300g配布され、来場者からは新米のおいしさに対する期待が大いに高まっている様子が伺えました。
ロゴマークのデザイン
ロゴマークは、日本人が美しいと感じる「白銀比」を用いて、一粒のお米をイメージしたデザインが施されています。7つのパーツには、白銀のひかりを象徴する言葉が散りばめられており、地域に根ざした取り組みが感じられます。このロゴは、米袋や各種PR資材にも広く活用される予定です。
代々受け継がれる岩手の農業文化に新たな息吹を吹き込む「白銀のひかり」。今後の成長と共に、私たちの食卓を彩る存在として期待が寄せられています。詳細は
いわて純情米公式HPをご覧ください。