テクマトリックスと三井物産が共同でWAFマネージド・サービスを開始

新たなセキュリティサービスが始動

テクマトリックス株式会社と三井物産セキュアディレクション株式会社は、初めての協業として、「WAFマネージド・サービス」の提供を開始することを発表しました。このサービスは、F5ネットワークスジャパン株式会社が提供する「BIG-IP® Application Security Manager™」を活用し、企業のWebアプリケーションのセキュリティを一層強化するものです。サービスの正式なスタートは2014年3月10日からです。

Webアプリケーションの脆弱性をサポート

近年の情報セキュリティ白書によると、多くのWebアプリケーションにおいて、XSSとSQLインジェクションという脆弱性が報告されています。これらはサイトの改ざんやデータの流出を引き起こす危険性があります。このような脅威に対抗するため、WAFを導入することで、悪意ある外部からの攻撃を監視し、適切に防ぐことが重要です。

テクマトリックスはF5ネットワークスジャパンの一次代理店として、同社のハードウェアとソフトウェアの導入、運用、保守に関する豊富な実績を誇ります。一方、三井物産セキュアディレクションは、長年の分析と対応の経験を活かし、お客様への高品質なセキュリティサービスを提供しています。

24時間体制の監視と対応

WAFマネージド・サービスでは、両社が協力し、設計構築からポリシーの調整、そして導入後の24時間体制での監視や運用に至るまで、一貫したサービスを提供します。さらに、MBSDのWebアプリケーション診断チームの専門的知識を活かし、最新の脆弱性に基づくカスタムシグネチャを作成し、個々のニーズに応じたシグネチャチューニングを行います。

目指す導入企業数

テクマトリックスとMBSDは、この新サービスの普及を目指して積極的なマーケティング活動を展開していく予定です。初年度は180社の導入を目標に掲げており、多くの企業に安全なWeb環境を提供していく考えです。

今後の展開

本サービスの提供開始に伴い、両社は共同でセミナーの開催を計画しています。Webセキュリティの技術革新が進む中、F5ネットワークスジャパンからもこの協力に対する期待が寄せられています。同社は、「BIG-IP ASM™」を利用し、企業のWebアプリケーションの安全に寄与することに意義を示しました。

このWAFマネージド・サービスによって、企業は高度なセキュリティを求める現代において、より安全かつ安定したWeb環境を維持できるようになります。情報漏洩や不正アクセスから自社のビジネスを守るためにも、この新しいサービスに注目が集まっています。