IBM iモダナイゼーション
2022-06-13 11:00:12
IBM i向けモダナイゼーションサービスが新しい時代を拓く
IBM i向けモダナイゼーションサービスが新しい時代を拓く
ジーアールソリューションズ株式会社(GRS)と日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は、2022年6月にIBM Power Systems Virtual Serverを活用した「IBM i向けアプリケーション資産近代化PoC(Proof of Concept)サービス」を発表しました。この新しいサービスは、IBM iのシステム近代化を支援し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進することを目的としています。
既存システムの顧客価値を引き出す
IBM i(旧System i、AS/400)は多くの企業において長年にわたって使われてきた信頼性の高いプラットフォームですが、熟練した技術者の退職やノウハウの継承が課題となっています。この環境において、GRSが提供するPoCサービスは特に注目されています。IBM i上で運用しているアプリケーションの可視化や解析を通じて、お客様は自らシステム近代化の道筋を見出すことができるのです。
低コストでの実施
このPoCサービスは、IBM Power Systems Virtual ServerとGRSが総代理店として提供する「X-Analysis Advisor」を組み合わせることで、現行のオンプレミス環境に影響を及ぼすことなく、低コストで実施可能です。具体的には、お客様が保有する既存アプリケーションの詳細を把握し、今後の近代化に向けた計画や方向性を決定することを支援します。
システム近代化の方法
システム近代化の方向性には大きく分けて三つの選択肢があります。まず第一の選択肢は、IBM iのオンプレミス環境を利用しつつ、アプリケーションの最適化や外部APIとの連携を推進する方法です。第二は、IBM Powerサーバー上のERP環境への移行で、第三はIBM Powerサーバー上での新規開発です。これらの選択肢においても、PoCで得られた結果が有効に活用されます。
最新の開発手法に対応
X-Analysis Advisorは、IBM iアプリケーションの詳細を把握できる統合解析ツールであり、これはマイクロサービスの運用やAPIサーバーの構築にも対応しています。その分析結果は、データフロー図やER図といった現代的な設計開発手法で提供され、企業がDevOpsのフレームワーク内で俊敏性を向上させることを可能にします。これにより、欧米では既にIBM iを対象としたデジタルトランスフォーメーションの動きが広がっています。
GRSと日本IBMの役割
この新しいPoCサービスは、GRSと日本IBMによる強力な連携によって推進されます。両社の専門知識と技術を融合させることで、IBM iユーザーのデジタルトランスフォーメーションの実現を支援する体制が整っています。
企業情報
ジーアールソリューションズ株式会社は、グロースエクスパートナーズ株式会社の100%子会社として設立され、エンタープライズDXサービスを遂行しています。日本全国にわたる多くの企業で、X-Analysis Advisorが採用されており、その利用は高まる一方です。これにより、IBM iの利用者は高い顧客満足度を維持しつつ、時代の変化に対応するためのシステム近代化の道を切り開くことができるのです。
まとめ
IBM iアプリケーション資産の近代化は、多くの企業にとって喫緊の課題です。ジーアールソリューションズと日本IBMが提供するこのPoCサービスを通じて、企業は低リスクでのシステム近代化を実現し、競争力のあるビジネス環境を構築することが期待されます。
会社情報
- 会社名
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ジーアールソリューションズ株式会社
- 住所
- 東京都新宿区西新宿1-26-2新宿野村ビル48階
- 電話番号
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