新宿本社ビルに新たな巨大壁画が誕生
東京都新宿区の損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)が本社ビルの1階に巨大壁画を制作しました。この壁画は、超高層ビルが立ち並ぶ新宿駅西口のランドマークとして地域の皆さんに親しまれることを目的にしています。
パーパスを表現した壁画の制作
この壁画プロジェクトは、2024年12月に全国から公募で集まった損保ジャパンの社員10名と事務局メンバーが共に始動しました。
有名なアート企業、株式会社OVER ALLs(代表取締役:赤澤岳人)の協力の下、企業の歴史や理念を壁画で表現する作業が進められました。制作過程では、8回にわたるワークショップが開催され、参加者たちは「私たちはどのような存在か」といったテーマを議論し合いました。最終的に出された結果として、壁画には「子どもの笑顔を守ること」と「私たちはいつでもここにいる」というメッセージが込められ、損保ジャパンのパーパスである「安心・安全・健康であふれる未来へ」を体現するものとなりました。
地域を活性化する「賑わいの場」
この壁画が設置されたフロアは公開空地として地域の人々に利用されることを想定しています。壁面のデザインに合わせた床面の変更やベンチの設置も行われ、「賑わいの場」として新たなコミュニケーションスペースが創出されました。
新宿区では今後、オープンスペースを活用した地域活性化の取り組みが進められ、損保ジャパンの壁画が「西新宿アートスポット」として多くの人々に親しまれることを目指しています。
アーティスト紹介
壁画の制作を手掛けた株式会社OVER ALLsは、2016年に設立され、数多くのミューラルアートを手掛けてきた実績を持つ企業です。代表の赤澤岳人氏と画家の山本勇気氏のコンビにより、これまでに250点以上の作品が制作されています。特に福島県双葉町での壁画群や、エスコンフィールドHOKKAIDOのダルビッシュ有選手と大谷翔平選手の壁画が有名であり、多くの人々に愛されています。
公式サイトではさらに詳細な情報や過去の作品例を見ることができます。アートを通じて地域とつながる新しい試みが、今後もぜひ続いていくことを期待しています。