アイテック阪急阪神、省エネルギー支援システムと監視システムでビルの効率化を実現
アイテック阪急阪神、エネルギー効率化へ新システム開発
ビルの省エネルギー対策が新たな技術で進化しています。アイテック阪急阪神株式会社は、関電不動産開発株式会社との共同作業により「省エネルギ支援システム」を開発し、特許を取得しました。このシステムは、複数の建物のエネルギー使用量を遠隔で取得し、各建物ごとのエネルギー効率を自動的に分析します。2024年9月30日に特許番号7564314号が決定し、エネルギー管理の新たな一歩を踏み出しました。
従来のエネルギー効率分析は、年間エネルギー使用量に基づき計算されていましたが、実際の利用状況を考慮していないため、正確な把握が難しいという課題がありました。そこで、関電不動産開発は新しい指標「T-PUE」を導入しました。T-PUEは、建物利用時の状況を反映させることで、より具体的にエネルギー効率を測ることを可能にしました。
T-PUEの特長
T-PUEはオフィスビルや商業施設などさまざまな建物に対応でき、特にデータセンターのエネルギー効率を測る「PUE」を参考にしています。これにより、建物本来のエネルギー効率を正確に評価できるようになります。
アイテック阪急阪神は、ソフトウェア開発を担当し、T-PUEの分析機能を巧みに構築。これにより、エネルギーの効率的な収集が実現され、監視と管理が一元化されます。また、当社が開発した「遠隔監視システム」との併用により、データの収集と分析が迅速で正確に行えるようになりました。これにより、エネルギー効率が低い建物の特定が容易になり、必要な改善策をスピーディに導入することが可能です。
実際の導入状況
すでに関電不動産開発が保有する複数のオフィスビルにこのシステムが導入されており、今後は分析結果をもとにさらなる改修・改善の検討が進む予定です。この動きは、持続可能な社会の構築に向けた重要な一歩となります。
アイテック阪急阪神のビジョン
アイテック阪急阪神は、交通や医療業界など多岐にわたる分野で、システムやネットワーク工程技術を駆使したDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に取り組んでいます。このアプローチにより、持続的な都市インフラの発展に貢献してきました。
今後も、特許技術を活用し、より良い社会の実現を目指し、経営ビジョンである「すべての人を笑顔にします」を実行に移していくことを宣言しています。新技術を通じた付加価値の提供に注力し、魅力溢れる未来の構築へ邁進する姿勢は、多くの期待を集めています。
この新たな省エネルギーシステムがもたらす効果に、目が離せません。
会社情報
- 会社名
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阪神電気鉄道株式会社
- 住所
- 電話番号
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