新たな生き方を提案する『無定年の設計図』
株式会社高橋書店から出版される『“引退しない人生”をデザインする無定年の設計図』は、定年制度が存在する日本において注目すべき一冊です。この本は、著者であり博報堂のシニアビジネスフォースに所属する三嶋浩子氏が、定年を超えても働きたくなるような生き方を提案します。
定年後の生活と働き方の新しい選択肢
最近では、多くの人が「会社は定年になるけれど、社会とはつながり続けたい」と考えるようになっています。そんな人々に向けて本書では、定年という概念から自由になる「無定年」という新しいライフスタイルを提案。働き方や学び方の枠を超え、自分自身に合った生き方を選ぶ重要性が語られています。
対象読者として50代から60代の人々が想定されており、自分のこれからを前向きに考えるためのヒントが盛りだくさん。特に、今後の人生において何をするかを考え始めている人にとって、前向きな灯りとなることでしょう。
57のアクションが示す具体的な方法
本書には、博報堂シニアビジネスフォースによるデータをもとにした57の具体的なアクションが紹介されています。これには、定年後にいきなり何かを始めるのではなく、52代のうちから小さく準備を進めることが含まれています。「人脈貯金」と称される飲み会やSNSを使った社会的ネットワークの構築や、後輩から一目置かれる存在感を持つことが重要視されています。
また、人気者シニアとして周囲に愛される存在になることや、趣味をビジネスに変える「一人社長」としての可能性など、年齢に合わせた社会とのつながり方が「無理せず、自分のペースで」と提案されています。
目次と内容の概要
書籍の構成は、以下のように整理されています。
- - 第1章: 50代の「前向きマインドセット」
- - 第2章: 50代の「ネクストキャリア準備とは?」
- - 第3章: 50代が狙いたい「ネクストキャリア」とは?
- - 第4章: 「この失敗」を防いで、無定年ライフを盤石に
- - 第5章: 60代は、会社を辞めても社会人は辞めない
この構成を通じて、著者は読者に実践的な知識を伝え、定年後の暮らしや働き方に新たな視点を提供しています。
著者のプロフィール
三嶋浩子氏は、博報堂においてCMプランナーやシニアディレクターとして活躍する一方、高齢化社会におけるシニアのライフキャリアに関心を持ち、キャリアコンサルタントの資格も取得しています。著作に『未定年図鑑~定年までの生き方コレクション~』や『就活・受験に効く! 自分キャッチコピー』があり、幅広い分野での寄稿やメディア出演を通じて、シニア層の新しい生き方を模索しています。
結論
『“引退しない人生”をデザインする無定年の設計図』は、単に退職後の生活を描くだけでなく、未来の可能性を広げるための具体的なステップを示してくれる心強いガイドです。定年に捉われない新しい働き方を興味深く学び、実践してみたい方にとっては欠かせない一冊です。