海の日記念行事 自動車船見学会が盛況に開催
2025年7月21日、商船三井(株)は海の日制定30周年を祝う行事として、自動車船「CELESTE ACE(セレステ エース)」の見学会を行いました。このイベントは、総合海洋政策本部や国土交通省、日本財団と共催で実現したもので、参加者には小中学生や高校生、その家族を含む約600名が選ばれました。
巨大な自動車船の内部を探検
参加者たちは、全長約200mの自動車船に足を踏み入れ、船の操縦室や船員の居住エリアなどを見学しました。特に、船倉で行われる車両の積載デモは大変好評で、古い体験に挑む子どもたちの目は輝いていました。船員からの説明もあり、海運業について学ぶ貴重な機会となったことでしょう。親子で「船が大きく驚いた」と感動の声も上がりました。
楽しい体験と学びの場
見学会は単なる船内展示に留まらず、東京国際クルーズターミナル内では操船シミュレーターを利用した体験や、商船三井が新たにオープンさせた体験型ミュージアム「ふねしる」の展示も行われました。子どもたちは、クイズやゲームを通じて海運業の楽しさを体験し、現役の航海士や機関士によるトークショーからも多くを学ぶことができました。特に、MOLアンバサダーによる海運関連の説明には盛況な質問が寄せられ、未来の海運業への興味が育まれました。
商船三井の社会貢献活動
商船三井グループでは「BLUE ACTION for ALL」と名付けた社会貢献活動を行っています。この取り組みは、企業の成長と持続可能な社会の実現を目指し、多様な活動を通じて地球の環境や生き物に配慮した活動を推進しています。見学会が行われた7月21日から10月9日までの期間中、商船三井は全国で様々な社会貢献活動を行っていく予定です。
「CELESTE ACE」は、日本国内で建造されたLNG燃料自動車船の中でも3隻目となり、商船三井は数多くの船を有して安全で安定した輸送サービスを展開しています。1965年から自動車船の運航を開始した商船三井は、これまでの経験と技術を活かし、革新的な海運サービスを提供していきます。
新しい時代の海運業を担う次世代を育てることを目指し、商船三井は引き続き、子どもたちに海の魅力を伝える活動を進めていきます。
また、「ふねしる」では、海運のスケールや船の役割、未来の姿などを学ぶことができる施設として、子どもたちにとって魅力的で役立つ場所となっています。カフェやショップも併設され、訪れる人々に楽しんでもらえる空間作りが進められています。これからも、商船三井は新たな挑戦を続け、未来のリーダーたちを育てていくことでしょう。