日本から世界初！平和のための若者タスクフォースが始動

日本発の平和創造タスクフォース「Global Taskforce for Youth Combatants (GTY)」

東京都中央区に拠点を置くNPO法人アクセプト・インターナショナルが、世界初となる「Global Taskforce for Youth Combatants (GTY)」を設立しました。このタスクフォースは、テロや武力紛争に関わる若者たち（YANSAG）の権利とエンパワーメントを目的にするもので、彼らが新たに平和の担い手となるための社会的枠組みを築くことを目指しています。

若者の重要性と設立背景

近年の国際社会では、若者が未来のリーダーとして大きな期待を寄せられている状況があります。特に、持続可能な開発目標(SDGs)や平和構築の文脈において彼らの役割は無視できません。しかし、紛争やテロリズムに関与している若者たちは「脅威」と見なされることが多く、その背景には誘拐や経済的苦難などの理由が存在します。彼らが暴力から離脱し、社会復帰するためには、新たな支援の枠組みが必要不可欠です。

このような問題意識から、2021年には「テロや武力紛争に関わる若者の権利宣言」を発表し、GTYの設立につながりました。若者たちが平和の担い手として機能するための国際規範を策定したいという強い思いが、このタスクフォースの背後にあります。

GTYの取り組み

GTYは、テロや紛争に巻き込まれた若者たちに暴力ではなく平和的な選択肢を提示することを重視します。具体的な活動としては、以下のようなものがあります。
1. 国際会議や提言文書の作成：世界中から集まったテロや紛争の当事者、専門家と共に国際的な議論を進め、提案を行っていきます。
2. 証言収集：当事者たちの体験談を集め、彼らの声を国際社会に届けることに努めます。
3. エンパワーメントプログラムの開発：若者たちがどうやって平和の担い手となれるかを模索し、支援するプログラムを設計し実施します。

これらを通じて、GTYは武力紛争から脱した若者たちが再び信頼を得て、公開で活躍できる環境を整えることを目指しています。