スキマ時間で地域で働く?「ピアッザ」調査で9割が興味あり!通勤距離は自転車20分圏内が人気
地域コミュニティアプリ「ピアッザ」を運営するPIAZZA株式会社が、ユーザー520名を対象に「地域で働くことアンケート」を実施した。その結果、地域で働くことに「興味がある」と回答した人は9割に達し、通勤距離は自宅から半径5キロ圏内の「自転車で20分以内」を希望する人が6割という結果になった。
今回の調査は、少子高齢化による人手不足が深刻化する中、副業の普及やスキマ時間に働くニーズの高まりを受けて実施された。調査では、地域で働く意欲や希望条件、働く目的などについて詳しく分析されている。
地域で働く意欲は高く、共働き世帯では9割超え
アンケートでは、住んでいる街や近隣エリアで働くことに興味があるかを尋ねたところ、「興味がある」と回答した人は90.8%だった。世帯別に見ると、共働き世帯では91.3%と特に高い数値を示しており、副業として地域で働くことへの関心の高さがうかがえる。
通勤距離は「自転車で20分以内」が6割!生活との両立重視
地域で働く際に重視する点として、約9割の人が「自宅からの移動距離」を挙げた。許容可能な通勤距離は「自転車で20分以内」が4割、「徒歩で10分以内」が2割で、合わせて6割の人が身近な生活圏内で仕事を探していることがわかる。これは、スポットワークとして働く場合、生活との両立を重視する傾向が強いことを示唆している。
仕事の目的は「お金」だけでなく、「社会貢献」や「つながり」も重要
地域で働く目的について、女性は「自由に使えるお金」が最も多く、次いで「社会とのつながりを得るため」「生活費のため」という結果になった。一方、男性は「社会貢献」が最多で、次いで「社会とのつながりを得るため」となった。
これらの結果から、スポットワークは単なる「お小遣い稼ぎ」ではなく、「社会貢献」や「地域とのつながり」といった社会的報酬を求める人も多いことがわかる。
今後の展開:地域コミュニティアプリ「ピアッザ」でスポットワークのマッチングを検討
PIAZZA株式会社は、今回の調査結果を踏まえ、地域事業者や地域住民同士をつなぎ、地域の人手不足解消や暮らしの助け合いが生まれる求人事業を検討していく。具体的には、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」内で、企業や店舗だけでなく、地域団体や個人の手伝いなども含めたスポットワークの依頼・報酬受け取りができる仕組みの構築を検討している。
まとめ:スポットワークは地域活性化の鍵を握る?
今回の調査結果から、スキマ時間に地域で働く「スポットワーク」は、単なる副業としてだけでなく、地域活性化に大きく貢献する可能性を秘めていることがわかる。人手不足解消や地域住民の生活の質向上に繋がる取り組みとして、今後の展開が注目される。