飛騨古川の春を告げる「鯉の里帰り」
岐阜県飛騨市古川町は、毎年春なると特別なイベントが開催されます。それが「鯉のエサやり体験」。2026年4月28日より、この春の象徴とも言えるイベントが待望の再開を果たしました。白壁土蔵の美しい町並みを背に、約1,000匹の鯉たちが春を迎えて悠々と泳ぐ姿は圧巻で、GWを控えた飛騨古川の風景を彩ります。
鯉たちの待望の「里帰り」
冬の間、瀬戸川を離れた鯉たちは、池で安全に越冬を過ごします。しかし、春が来ると美しく新緑が芽吹くこの時期に、再び瀬戸川へ戻されるのです。この「里帰り」と呼ばれる行事は、地域の人々の手によって長年続けられてきた伝統です。
鯉のエサやり体験の詳細
- - 期間: 2026年4月28日〜11月上旬予定
- - 時間: 日中、好きな時間にエサやりを楽しむことができます。
- - 場所: 岐阜県飛騨市古川町 瀬戸川沿い
- - 料金: 1回100円(エサ箱設置)
- - アクセス: JR飛騨古川駅から徒歩約5分
エサやりを楽しむ際には、鯉が健康に泳げる環境を守るため、指定のエサ以外は与えないようにしてください。また、エサ入れの袋は、量設置されている指定のごみ箱へきちんと捨てることも大切です。
瀬戸川の歴史と美化活動
瀬戸川は約400年前に作られた水路で、農業用水や野菜を洗うためなくてはならない存在として地域の生活に深く根付いてきました。しかし、経年的なゴミや生活排水の影響で、川の水質が悪化しました。そこで、約50年前から地域住民が鯉を放流し始めたことが、現在の「鯉のいる風景」の起源となったのです。
長年続けられた清掃活動や生活排水の対策により、瀬戸川は今や美しい水景観として人々に親しまれ、観光名所としても知られています。最近では、SNSでの発信や観光客の訪問も増え、飛騨古川の新たな魅力の一つとなっています。
鯉の引っ越しと地域の取り組み
日本の四季に合わせて行われる鯉の引っ越しは、瀬戸川を冬場の流雪溝として使うため、毎年11月下旬に近隣の天神池へ移動させる作業です。このような地域の生活に根差した取り組みは、鯉たちの生態にも配慮されています。
地域の魅力を味わう
飛騨市観光協会の熊崎明恵さんは、エサやり体験を通じて地域の生活や温かさを感じてほしいと語ります。春の新緑が映えるこの季節に訪れれば、瀬戸川の素敵なり時を存分に楽しむことができるでしょう。
散策するには、周辺には白壁土蔵や歴史ある寺院、小道などが点在しており、穏やかな水辺の風景と共に過ごすことのできる場所です。新緑が美しい初夏には、特に訪れる価値があります。美しい景色を眺めながら、飛騨古川ならではの落ち着いた時間をお過ごしください。
問い合わせ先
飛騨市観光協会
電話:0577-74-1192
飛騨市は、自然豊かな地域で、学問や文化も育まれています。観光名所や歴史的スポットも多く、訪れる人々を魅了し続けています。ぜひ、飛騨古川でこの春を迎える「鯉の里帰り」体験をお楽しみください。