福島銀行は、フューチャーアーキテクト株式会社が提供する「次世代バンキングシステム」を導入し、2024年7月16日に稼働を開始しました。このシステム導入は、同銀行が掲げる「SHINふくぎん 中期経営計画」における「『デジタル』のチカラで『リアル』の力を最大化」という基本方針に基づいています。
フューチャーアーキテクトは、全国30行以上の地域金融機関の改革を支援してきた実績を活かし、福島銀行のIT戦略パートナーとして、アマゾン ウェブ サービスを活用したSBI金融クラウド上に「次世代バンキングシステム」を構築しました。
「次世代バンキングシステム」は、地域金融機関に求められるバンキングサービスを再定義し、最新のテクノロジーを用いてゼロベースで設計されたクラウド型基幹系業務システムです。最大の特長は、勘定系コア機能をシンプルにしたアーキテクチャを採用している点です。これにより、制度変更や新しいサービスの拡充に柔軟かつスピーディに対応できます。
さらに、銀行ごとに異なるビジネスルールや商品、サービスをルールエンジン化することで、コアプログラムの修正なしに、新たなキャンペーン展開や既存サービスの改修を低コストで実現できます。また、顧客情報を一元化することで、リアルタイムデータを活用した経営分析や戦略立案を可能にし、窓口用の専用端末を不要とすることで店舗業務のデジタル化を実現し、コスト削減と業務効率化を図ります。
「次世代バンキングシステム」は、勘定系システムだけでなく、情報系システム、営業・融資支援システム、営業店システム、インターネットバンキングシステムなどを包含し、地域金融機関に求められる業務機能の全域をカバーしています。
フューチャーアーキテクトは、科学的なコンサルティングアプローチと技術力で、地域金融機関のビジネス変革と経営戦略の実現を支援し、今後も顧客と共に新たな価値を創造していきます。