阪急電鉄、2025年春からの新介助予約サービスを発表

阪急電鉄、新たな介助予約サービスを導入

阪急電鉄は、2025年の春から、WEBを通じて介助が予約できる新たなサービスをスタートすることを発表しました。このサービスは、英国のスタートアップ企業であるTransreport Limitedが提供するもので、従来の電話や直接申し込みに代わり、より手軽に介助を依頼できるようになります。

介助サービスの歴史と現状

これまで、車いす利用者や視覚に障害をもつ方々が駅で乗降介助を希望する際には、駅係員に直接申し出るか、交通ご案内センターに電話で依頼する必要がありました。これにより、事前に計画的な移動が難しい状況が生じていました。しかし、阪急電鉄は年間約25万件の介助依頼を受けており、今後の高齢化社会において、より一層の対応が求められると感じたため、WEB予約システムの導入を決定しました。

新しいサービスの内容

新しい予約システムでは、お客様はWEB上で自分の名前やメールアドレスを登録し、乗車駅、降車駅、乗車日時を選択することで、手軽に介助を予約できます。予約内容は、駅係員専用のアプリと連携され、予約確認後には受付完了のメールが届きます。これにより、より効率的に介助サービスを受けることが可能になります。

提供されるサービスの背景

Transreport社は、障がい者や高齢者向けに介助支援システムを提供し、移動の自由を実現することを目指しています。同社の技術は高く評価されており、2023年のApple Design Awardsでは「包括性」カテゴリーのファイナリストに選ばれました。このシステムの導入によって阪急電鉄は、利用者の満足度を向上させるだけでなく、駅係員の負担を軽減することも期待されています。

期待される効果

この新サービスの導入により、特に高齢者や障がい者の方々がより快適に電車を利用できる環境が整います。また、予約システムと駅係員専用アプリの連携によって、より円滑な介助対応が可能となり、阪急電鉄全体のサービス向上にも繋がるでしょう。これを受けて、阪急電鉄はより安全で快適な鉄道利用を提供することを目指しています。

お問い合わせ先

詳細なサービスの開始日や予約方法については、後日改めて発表される予定です。阪急電鉄についての問い合わせは、交通ご案内センターへお願いいたします。営業時間は平日9：00～22：00、土日祝は9：00～19：00です。電話番号は0570-089-500となっています。さらに詳しい情報は、阪急電鉄の公式サイトをご覧ください。肢動安全な駅利用環境を実現するため、阪急電鉄の取り組みにもぜひご注目ください。