EAGLYS、巴川コーポレーション、日立ハイテクの新たな提携
EAGLYS株式会社は、巴川コーポレーションおよび株式会社日立ハイテクとの連携を発表し、秘密計算AI技術を活用した企業間のデータ連携の実証実験を開始しました。この取り組みは、特に材料開発において、各社が保有する知識と技術を融合し、さらなる革新を目指すものです。
企業間データ連携の重要性
近年、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)の利用が注目され、企業間の連携が一層求められています。EAGLYSが提供する「ALCHEMISTA」は、機密情報を保護しつつ、データの共同利用を可能にする秘密計算AIのプラットフォームです。この技術により、企業は彼らの重要な情報を保持しつつ、製造条件の最適化に向けた共同研究を行うことができます。
巴川コーポレーションは、電池や半導体領域における豊富なデータと開発実績を持ち、日立ハイテクは高度なMI技術と深いドメイン知識を生かして、これらの技術を駆使したデータ連携を進めます。実証実験の成果が期待されるのは、日本の材料開発における国際競争力の向上に寄与するからです。
背景と目的
日本の材料開発は、国際的な競争にさらされています。海外では、国家が主導する形でデータ基盤の整備が進み、企業同士のデータ共有が進化しています。特に、MIを用いたデータ駆動型の材料開発は急速に進行中で、日本もその競争から取り残されないようにするためには、企業間の連携が不可欠です。しかし、技術やノウハウの流出を懸念する企業も多く、これがデータ連携の障壁となっています。
ここでEAGLYSの「ALCHEMISTA」が登場します。このプラットフォームは、機密情報を保護しながらデータを連携し、開発期間の短縮を達成予測しています。実際に、データの共有によって開発の効率を最大1/3に短縮することが可能であり、業界全体の生産性を向上させるでしょう。
実証実験の概要
巴川コーポレーションが日立ハイテクと共同で展開するこの実証実験では、顧客に向けた材料開発を進めます。特に、電池や半導体材料に強みを持つ巴川コーポレーションは、ALCHEMISTAを活用することで、開発期間やコストを削減しながら、データ資産の活用を目指しています。また、日立ハイテクはその商事機能を駆使し、サプライヤーとバイヤー間の効果的な調達支援も行います。
参加企業の影響
- - EAGLYS株式会社: ALCHEMISTAプラットフォームを提供し、データの安全な連携を実現します。
- - 巴川コーポレーション: 材料開発のリーダーとして実証実験において重要な役割を担います。
- - 日立ハイテク: MI技術に関するコンサルティングやプロジェクト取り纏めを行い、両社の連携をサポートします。
この取り組みは、単に企業間の連携に留まらず、材料開発の新しい道を切り開くきっかけとなります。日本の産業界全体がその波及効果を享受し、持続可能な未来へとつながることが期待されています。
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