過去最高の来場者数!足利スクランブルシティスタジオのフィナーレ
2025年末をもって運営が終了する「足利スクランブルシティスタジオ」が、11月9日に最後の一般公開イベントを開催しました。このイベントは、これまでの記録を大きく塗り替え、過去最高となる6,150人の来場者を集めました。このスタジオは、その名の通り、実際のスクランブル交差点をほぼ実寸大で再現したオープンセットで、映画やドラマ、ミュージックビデオなどに利用されてきました。
様々な楽しみが満載
今回のイベントでは、来場者が楽しめる多彩なブースが設けられました。昨年までの公開イベントでの来場者の声を基に設けられた「合成フォトブース」では、グリーンバックでの撮影体験ができ、人気のコスプレをして参加するファンがたくさんいました。また、映像作品の展示が行われた「作品・アーティストパネル展示」や、足利名物を楽しめるキッチンカーも出店され、多くのお客様に喜ばれました。
このような充実した内容にもかかわらず、天候はあいにく雨模様でしたが、来場者たちは早朝から列を成し、スタジオの最後のひと時を楽しんでいました。来場者たちは、作品パネルの前でグッズを手に取り思い出を振り返る姿や、美味しい足利名物を賞味しながら笑顔を浮かべる姿が印象的でした。
来場者の声を紹介
イベント終了後、来場者に行ったアンケートでは、スタジオの思い出や惜しまれる声が多く寄せられました。一部を紹介すると、「聖地巡礼に来て楽しかった」「最後の公開に参加できて嬉しかった」「質の高い施設で無料見学は感動」といった感想が集まりました。このように、スタジオを愛するファンの熱い思いが伝わります。
映像制作の新たな可能性を切り拓く
足利スクランブルシティスタジオは、これまで約70本の作品で利用され、リアルな都市空間の再現に成功しました。そのため、運営終了は多くの映像関係者にとって大きな損失となります。しかし、株式会社ギークピクチュアズは、今後も最新技術を活用し、映像作品のクオリティ向上に努力していくとしています。特に、実在の場所を360度CGで再現する「DRL(デジタル・リアリティ・ロケーション)」サービスの展開は、今後の映像制作において非常に期待されています。
スタジオの概要
「足利スクランブルシティスタジオ」は2019年に設立され、東京都世田谷区に本社を置く株式会社ヌーヴェルヴァーグが運営していました。施設は栃木県足利市に位置し、全国各地から多くの映像制作者やファンに愛されてきました。スタジオの設置により、これまで不可能とされていたスクランブル交差点での撮影を実現し、新たな可能性を切り開いたことは評価されています。
最終報告として、このスタジオの運営が終了することを惜しむ声は多く、是非とも違う場所での再開を望む声が聞かれます。足利スクランブルシティスタジオは、これからも多くの人々の心に残る存在であり続けるでしょう。