東品川海上公園Park-PFI事業の新たな一歩
品川区は、地域住民のニーズに応えつつ、魅力的な都市公園を創出するために、東品川海上公園でのPark-PFI導入事業を進めています。5月に、代表法人として日鉄興和不動産株式会社を中心とする「東品川海上公園<Harbor of Harmony>共同企業体」と基本協定を結び、本格的なプロジェクトの一歩を踏み出しました。
この事業の目的は、公園内に民間施設を設置し、地域の活性化を図ることです。公園は多様な利用者の期待に応えられるよう、居心地の良い場所としての役割を強化し、地域交流を促進します。特に、目黒川の河口部に位置するこの親水公園は水辺の利活用を図る重要な地域であるため、その魅力を最大限に引き出す施設整備が期待されています。
実施協定の調印式
令和8年1月の段階で、認定計画提出者として工事を開始する予定です。そして、2025年12月24日には実施協定書の調印式が行われます。この協定により、具体的な施設整備や運営計画が合意され、公園のさらなる発展が期待されます。
計画の概要
このプロジェクトでの施設計画は、飲食施設(水辺BBQテラスや地域共創空間を含む)、自動販売機、スマートごみ箱の設置が含まれています。また、ドッグランや倉庫・艇庫、駐輪場といった特定公園施設も計画されています。さらには、クールスポットとしての可動式日除けやウェルカム花壇・デッキの設置により、利用者に快適なスペースを提供する予定です。広告掲示板も設置されることから、地域情報の発信やイベント告知が行いやすくなります。
進捗と今後の予定
このプロジェクトの施設整備は令和8年1月から9月頃にかけて行われ、同年9月ころからは対象施設の管理・運営が開始される計画です。このパートナーシップにより、品川区の魅力ある都市公園の創出が実現され、地域住民に愛される公園へと成長していくことが期待されています。
品川区は今後も地域の皆さんとコミュニケーションを取りながら、このプロジェクトを推進していく方針です。公園デザインや運営についての意見交換を通じ、地域の声をしっかりと反映させた公園づくりを目指します。公園の新しい魅力やイベント情報は、引き続き品川区の公式ホームページなどで発信される予定です。地域の皆さんが集まり、楽しめる場を共に作り上げていくこの取り組みに、ぜひ注目していきましょう。